ボランティアとは?

現在、「ボランティア」や「ボランティア活動」という言葉は広く知られ、一般的に使われるようになっています。しかしながら、その言葉の意味を詳しく説明するのはやや難しいことでもあります。一般的には、社会奉仕のように公益のための活動、労働の対価が支払われない無償の活動などと理解されている方が多いかと思いますが、現代のボランティア活動は単なる社会奉仕や無償奉仕という概念だけでは説明しきれない価値が含まれていると考えられています。

ボランティア活動の4原則

まずは、東京都社会福祉協議会による「ボランティア活動の4原則」をもとに考えてみましょう。

ボランティア活動の4原則

自分からすすんで行動する──「自主性・主体性」

ボランティア活動は、自分自身の考えによって始める活動であって、だれかに強制されたり、また、義務として行わせる活動ではありません。友人から誘われたり、あるいは、たとえば学校や会社の行事として参加したり、テレビや新聞で見かけたり。どんな小さなきっかけでも、自分自身の「やってみよう」という気持ちを大切にすることから、ボランティア活動がはじまります。

ともに支え合い、学び合う──「社会性・連帯性」

わたしたちの社会にはさまざま課題が存在します。こうした課題を発見し、改善していくためには一人ひとりが考えることと、多くの人びとと協力しながら力を合わせて行動することが大切です。

見返りを求めない──「無償性・無給性」

ボランティア活動は、活動目的の達成によって、出会いや発見、感動、そしてよろこびといった精神的な報酬を得る活動であり、個人的な利益や報酬を第一の目的にした活動ではありません。 (ただし、交通費や食費、材料費などの実費弁償については無償の範囲としています )

よりよい社会をつくる──「創造性・開拓性・先駆性」

目の前の課題に対して、何が必要なのか、そして、改善のためにはどうすればよいか。ボランティア活動では、従来の考え方にとらわれることなく、自由な発想やアイデアを大切にしながら、方法やしくみを考え、創り出していくことが大切です。

-東京ボランティア・市民活動センターホームページより  

ボランティア活動の4原則では、まず最初に「自主性・主体性」という特徴が述べられています。ボランティア活動では、何よりも自らの意思で活動に参加するという姿勢が重要であり、「嫌々」「渋々」「仕方なく」という参加ではなく、もちろん「義務」や「強制」の参加でもボランティアとは言えません。あくまでも自由意志に基づく主体的な参加のカタチがボランティアの原点となります。

自主的、主体的な参加だからこそ見返りを求めない「無償性・無給性」が成立し、ともに支え合い学び合う「社会性・連帯性」があるから、よりよい社会をつくる「創造性・開拓性・先駆性」が生まれてくるとも言えるでしょう。これらの原則を大切にした活動がボランティア活動と言えます。