株式会社日本ケアリンク せらび王子 小幡剛さん

株式会社日本ケアリンク
せらび王子

北区堀船。平成23年3月開設で株式会社日本ケアリンクが運営している。1階に小規模多機能型居宅介護、2階3階に高齢者グループホームを備えた複合施設で、王子駅近くの閑静な住宅街にあり、明るくアットホームな雰囲気です。

アットホームな雰囲気の中、スタッフ同士で協力し合って介護にあたる

社の営業職から転職し、今は小規模多機能型居宅介護の介護職サブリーダーを務めています。ご利用者様の笑顔に喜びを感じながら、多様な業務に励んでいます。

─ このお仕事を始めたきっかけは?

 以前は全く別の業界の商社で営業職をしていました。15年ほど勤めましたね。そこを退職してこの業界を目指したのには、2つの理由があります。1つ目は高齢化が進む中で、介護の仕事はますます重要になり、社会的な需要も大きいと考えたからです。2つ目は、私の母親が難病を抱えていて、今後介護が必要になってくることから、自分自身にそのスキルを身につけたかったという理由です。
 前職を辞めた後、ハローワークに行って「福祉のしごと総合フェア」のことを教えてもらいました。フェアでは、事前にチェックしておいた数社を回りました。その中でこの事業所への就職を決めたのは、履歴書提出後のレスポンスも含めた採用選考がスピーディーで、「自分のことを本当に必要としてくれている」と強く感じたからです。また、人事の方のポジティブな人柄にも背中を押されました。

─ 働いてみての感想、気をつけていることなどはありますか?

 働く前に不安だったのは、排泄介助です。それに耐えられずにやめてしまうかもと不安に思っていました。でも、実際にやってみると、何の抵抗もなくできました。おかげで「これなら大丈夫」と、より前向きな気持ちでこの仕事に向き合えるようになりました。
 また、ご利用者様とのコミュニケーションを大切にし、頻繁に話し掛けるようにしています。短時間の雑談も実は重要で、話を重ねることでご利用者様に覚えていただき、信頼を得ることにつながっていくからです。これには前職の経験が思わぬかたちで役立っています。前職では地方に出張することも多かったので、各地の名所や名物などにふれる機会がよくありました。それを話のタネにご利用者様のふるさとの話をすると大変喜んでいただけますし、レクリエーションをするときに役立ちます。ただ、ご利用者様の人数が多いので、お一人お一人の情報を覚えるのが大変ですね(笑)

─ 悩み、やりがいなどを教えてください。

利用者とのコミュニケーションを大切にし、積極的に話しかけるようにしている

 私の部署は訪問・通所・宿泊がセットになっている小規模多機能型居宅介護ですので、さまざまな業務を担当します。ドライバーとしてご利用者様の送迎をしたり、その流れで「訪問」としてご利用者様のお宅で食事や服薬の管理、部屋の片付けなどもします。施設ではレクリエーションをしたりですとか、食事の準備をしたり見守ったり。それから排泄介助や入浴介助ですね。宿泊はご利用者様の見守りがメインです。少しの異常でも察知できるように、一晩中居室に耳を傾けています。寝たきりの方もいらっしゃるので、定時のおむつ交換もあります。それからフロアの掃除、台所用品の消毒といった夜間しかできないことも、たくさんありますね。
 ですが、それをつらいとは思いません。働く上での楽しみであり、やりがいになっているのは、ご利用者様の笑顔と「ありがとう」という言葉です。ささいなことなんですが、この仕事をやっていてよかったなという気持ちになります。

─ 今後はどのように働いていきたいですか?

 まずは介護福祉士の資格を取れるように頑張りたいです。まだ実務経験が1年4カ月なので、何か特別なことをするのではなく、毎日の仕事をコツコツと確実にこなしていくことでスキルアップしていけたらと思います。回数をこなさないとできないこともあるので、経験を積むために率先して動くという積極的な姿勢を心掛けています。

メッセージ

全く別の業界から介護業界に飛び込もうと思い、この冊子を手にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。心配いりません。福祉系の学校を出ていなくても、年齢を重ねていても、自分ならではの経験を生かした介護でご利用者様に喜んでいただいています。また、実際にこの業界に飛び込んだからこそわかることも多いです。笑顔を見せながら楽しんだり、昔のことを思い出してお話ししてくれるご利用者様もいて、介護職のイメージがガラッと変わりました。

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