第92号 2007(平成19)年2月6日発行

第92号の主な内容

【1面】
平成18年度歳末たすけあい募金中間集計報告/助成制度説明会のご案内

【2面】
地域福祉活動計画と社協のこれから/北区地域福祉活動計画に寄せて

【3面】
権利擁護センター「あんしん北」セミナーなどのご案内/紙おむつ支給のご案内/社協を支える人

【4面】
ご寄付をいただいた方々のご紹介/他

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 「きたふくし」第92号テキストファイル

 

 

「きたふくし」第92号 発行日:2007(平成19年)2月6日
発行:社会福祉法人 北区社会福祉協議会
住所:東京都北区王子本町一丁目11-9
電話:03-3906-2352
FAX:03-3905-4653
ホームページ https://kitashakyo.or.jp
Eメール info@kitashakyo.or.jp/

 

  

<1面トップ記事>
大見出し=歳末たすけあい募金
18年度も2800万を超えました!
ありがとうございました!
地域の福祉を豊かにするために使わせていただきます

記事=
歳末たすけあい運動は昭和26年に始まりました。戦後の、日本経済がまだ混乱期にあった当時、お隣同士の助け合いによって、地域の人々が暮らしに困らない ようにしようという思いからスタートしました。56年以上の歴史を持つものですが、「地域のつながりが薄くなった」と言われる現代でも、この精神は引き継 がれてきています。
とくに北区では、この地域力は目覚しいものがあります。昨年末は二千八百万二七一八円もお寄せいただきました(中間集計)。少子高齢化、人口減が進む中で前年度に比べて一・二%の減にとどまったことは、北区の地域力はまだまだ目覚しいものがあるということです。
みなさまのご協力に、心から感謝申し上げます。

小見出し=例1 こんな使い方をしています 紙おむつの支給

記事=
もともと、地域の福祉を豊かにするための募金ですから、「集められたお金は地域に還元する」という原則の下に、使い道を決めています。
紙おむつの支給事業は、北区社会福祉協議会の事業の中でもいちばん地域のみなさまに喜ばれている事業の一つです。年間約300件の申し込みがあります。
詳しいことは本紙3ページをご覧ください。
56年前とは地域の状況が大きく変化していることから、歳末たすけあい運動の募金は、かつてのように「救済」的な使い方よりも、地域の福祉を前進させる活動に重点を置いた使い方に変わってきました。

小見出し=例2 こんな使い方をしています 地域ささえあい活動推進

 住民自身が福祉の担い手となって、お互いに手を取り合い支えあっていかなければ、安心して暮らせるまちづくりはできません。
北区社会福祉協議会は、歳末たすけあい募金を基にして、助成制度を設けたり、講座を開催したり、あるいは地域まつりを積極的に応援するなどして、住民活動を活発にしていくための取り組みを進めています。

小見出し=例3 こんな使い方をしています 地域福祉活動団体を支援

記事=
障がいを持っても、ふつうの暮らしをしていける地域がつくられれば、健常者も安心して暮らしていけるようになります。
北区社会福祉協議会は、地域福祉活動を進める団体が、いっそう地域の中に溶け込んで地域全体を明るくしていくための活動への助成も行っています。
19年度の助成については、上記の通り説明会を行いますが、相談はいつでも受け付けています。

<1面第2記事>
大見出し=平成19年度 北社協歳末たすけあい募金助成制度説明会
日 時:3月9日(金) 午前10:00~12:00
会 場:北区滝野川会館 301・302集会室
記事=
北社協歳末たすけあい募金助成とは、区民のみなさまより寄せられた歳末たすけあい募金を地域に還元するために、地域に広がる福祉活動を行っている団体に対してその活動を支援する助成制度です。

次の4つの区分(種類)に分けて運営されています。
Ⅰ.地域ささえあい活動団体助成
Ⅱ.地域福祉活動助成
Ⅲ.福祉作業所等小規模施設助成
Ⅳ.障がい当事者団体助成
*各区分にはさらに、団体の事業内容によって、助成内 容が細かく定められています。
*助成を受けようとする団体は、その団体の組織の性格 や事業活動の内容によって、上記の4つの区分のいずれかを選択して申請できます。
*平成19年度の助成申請期間は4月2日(月)から27日(金) の期間を予定しています。
*助成を受けようとする団体は制度説明会に参加していただき、事前に北社協担当窓口にご相談ください。

【北社協 地域ささえあい講座】
あなたの興味で ボランティア・仲間づくり
これからの人生~地域で役立つ方法教えます
2/24~3/24までの4回  4面に詳細案内
相談・問合せ:北区社会福祉協議会
総務係 03-3906-2352 担当:重盛、木村

<1面第3記事>
大見出し=3月5日から新事務所
記事=
北区社会福祉協議会は、次のとおり移転することになりました。
<移転先住所> 左図参照
〒114-0021 北区岸町一丁目6番17号
*直通電話番号・FAX番号は変わりませんが、区役所内線廃止のため、区代表番号からはつながらなくなります。
●3月3日(土)は移転作業のために通常事業を休業させていただきます。
●3月2日(金)までは現事務所(北区役所別館2階)、3月5日(月)から新事務所で事業を行います。
● 北区役所別館2階には、北区健康福祉部健康福祉課が移転し、3月12日(月)から業務を行います。
(地図イラスト)

<1面第4記事>
見出し=会員になってください

記事=
会員になるためには
1・窓口に直接お申し込みになる方法
2.お住まいの地域の民生委員さんに申し込む方法
いずれの方法でもかまいません。

社会福祉協議会は、地域のみなさまが支えている民間福祉団体です一人でも会員が増えれば、それだけ地域福祉活動が推進できます。

<会 費>
個 人 一口   五〇〇円
(できるだけ二口以上でお願いいたします)
団 体 一口 一、〇〇〇円
賛 助 一口 一、〇〇〇円 

北区社会福祉協議会の広報紙「きたふくし」は年4回発行です。ホームページでもご覧になれます。 https://kitashakyo.or.jp/

 

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<2面トップ記事>
大見出し=地域福祉活動計画と社協のこれから
地域ささえあいネットワークの形成・地域活動サポート事業の強化などに取組みます

記事=
昨年3月、北社協地域福祉活動計画が策定されました。地域では少子・高齢化がますます進行し、一人世帯や高齢世帯、子育て家庭、就労機会の十分でない障がい者などの課題がありま
す。この計画は、福祉のまちづくりを進めるため北社協が中心となって、地域で活動する個人や団体等とともに考え、福祉活動発展の方向性を示すものであり、 基本目標は次の3つです。また、この計画を具体的に実践していくため昨年7月に設置された計画推進委員会及び部会で検討を重ねており、その検討・実施状況 をお知らせします。

小見出し1=基本目標Ⅰ 多世代によるささえあいの輪を広げること

記事=
日常生活において支援を必要とする人々が安心して生活できる地域づくりのために、区民誰もが福祉活動の理解と関心を高め、地域活動を通してお互いに支えたり支えられたりする福祉のまちづくりを進めます。

具体的取り組み

① 福祉活動の紹介、福祉情報の充実
「きたふくし」は年4回新聞折込で全戸配布する広報紙であり、社協の事業や決算報告をより詳しくわかりやすく掲載するようにしました。また、インター ネットホームページの内容を刷新するとともに、タイムリーな地域福祉に関する情報を多様な媒体を通してきめ細かく発信し事業や団体活動の紹介に努めます。

② 募金運動の協力と実施
福祉を支えてきたものの一つに寄付があり、募金はその配分金が地域福祉活動や福祉事業の財源に貢献するとともに、使用済み切手や車いす等の寄付物品も社 協事業を支えています。募金活動の協力を広く区民に呼びかけ、区民意識の中に寄付文化を高めていき、区民主体の地域づくりにつなげていきます。

③ 地域ささえあいネットワークの形成
ささえあいが必要な人たちを地域で支援するため、関係機関、民生委員児童委員、町会自治会等とのネットワークを進める必要があります。地域ささえあい活 動団体は区内に現在67あり、さまざまな活動を実践しています。こうした団体の活動を紹介し、団体同士が交流し地域福祉のネットワークを作るため、おちゃ のこ祭祭やささえあいフェスタ等のイベントが行われています。また、町会自治会での車いす貸出の協力をお願いし、経費は社協が負担する事業を検討
したり、見守りを必要とする高齢者を支援するため、社協はおたがいさまネットワークの協力機関の役割を進めていきます。

小見出し2=基本目標Ⅱ 一人ひとりの立場に立った支援を実現すること

記事=
社協は誰もが地域社会の一員として尊厳を持った生活が送れるよう、公的な福祉制度では対応しにくい分野でのサービスを提供していきます。

具体的取り組み

① 地域福祉活動サポート事業
地域福祉活動を活発化し、福祉ニーズと地域福祉活動とのコーディネート機能を果たすため社協の推進組織を明確にし、ささえあい活動団体のPR、活動のきっかけづくり、リーダー養成、団体間の交流など、活動の支援を充実していきます。

② 福祉サービス利用援助、成年後見制度の利用促進
判断能力の十分でない高齢者、障害者等に対し、福祉サービスの利用援助や金銭管理などを行います。また、成年後見制度の活用を促進するため、講演会や出張説明会等を活発に行い、事業のPR、区民相談や後見人養成、関係機関との連携を一層強化していきます。

③ 住民ニーズに対応した福祉サービスの開発
北社協では、友愛ホームサービスや車いす貸出、ハンディキャブ貸出、生活福祉資金貸付、デイホームなど各種事業を行っています。今後行政や民間では対応 が難しい高齢者、障害者、子育て等を対象とした新規の福祉サービス事業を時代のニーズに即応しながら開発・検討していきます。

小見出し3=基本目標Ⅲ 区民に支持される北社協を目指すこと

記事=
社協は、社会福祉法により地域福祉を推進する中核的団体と位置づけられ、社会の動向を的確に把握し、区民の要望や期待に応えられる体制を作ることが求められています。

具体的取り組み

① 会員増強・収益事業等による収入の確保 社協は地域福祉の推進を担う個人や団体だけでなく、多くの区民に活動に参加してもらうため、社協会員の増強に努めるとともに、会費収入を確保する必要があります。会員の加入促進に向けたPRや会員証・会員特典等を検討します。
また、自動販売機の設置、チャリティやバザー等のイベント開催、広報紙等の印刷物に有料広告を掲載し収益事業を推進します。昨年は共催事業でハープコンサートを実施。今年は7月7日(土)にチャリティ映画会等を予定しています。

② 適正な資金管理
昨今のゼロ金利解除を受け、昨年、社協の中長期的な資金をより有利で安全、確実な国債等に預け換えしました。今後も適正な資金管理に努め、地域福祉資金の充実を図ります。

③ 人材育成の強化・人事給与制度の見直し
社協の経営・事業に求められる人材の育成に努めるとともに、社協が自主的・自立的な経営基盤及び安定的継続的な収支バランス等を確立するため、区準拠の人事給与制度を見直します。

<2面第2記事>
見出し=北社協地域福祉活動計画に寄せて
思いは世界に、活動は地域で                              
北社協地域福祉活動計画等推進委員会副委員長
神奈川県立保健福祉大学教授
谷口 政隆

記事=
プサンやソウルには「公園老人」という言葉があります。10時頃から公園に男性の高齢者が集まってくるのです。ベンチは満席、道にじかに座っている人もいます。まるで公園を埋め尽くすような有様。地元に居場所がないというのです。
ともかく、韓国ばかりでなく、中国も少子高齢化の大波に揺れ、地域は信じられないような変貌ぶりなのです。一人っ子政策の中国での急速な高齢化、そして 都市化と貧富の格差の拡大。一方、あの儒教の国といわれた韓国は、合計特殊出生率が日本以下の1・02まで下がって、離婚率は日本はもとより英国を超えて 世界7位。
家庭生活や地域社会の有様など、そう簡単に変わるものではないと思い込んでいましたが、最近のこれらの国々を見ると、地域も人も信じられないような変貌 を遂げ、突然の孤立や孤独に襲われる人を生み出す事が分かります。そして、高齢者ばかりでなく、子どもたちにも孤立や孤独の波が押し寄せているはずです。
地域社会というものは「何かを共有する」ことで成り立っていると言われますが、これらの国の、特に都市に住む高齢の人々は孤独になり、ともに語り合い、ともに行動する場所を見失っています。
少子高齢化「先進国」日本は、これほどの激動に見舞われてはいませんが、高齢者ばかりといってよい農山村、都市では押し合い突き当たるほど異様なまでの 人々の群れ。年月を経るほどに「共有する」心を失い、行き場のない人が公園を埋め尽くす時代になる可能性があります。
こうならない道はいくつかあるでしょうが私たちが地域の中で「独立した市民として」手を取り合い、郷愁の中にある古い街や地域の再生を期待するのではな く、新しい市民社会を営々と、30年も50年も100年もかけて作り続けることを欠かすわけにはいかないと思います。そうした人々の活動を応援する計画が 北社協地域福祉活動計画です。

 

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<3面第1記事>=こんなときには北社協

見出し=権利擁護センター「あんしん北」

小見出し1=「知って安心!」権利擁護セミナーのご案内

記事=
権利擁護センター「あんしん北」では、認知症や障がいなどで将来自分の金銭管理や財産処分などに不安がある方に、財産管理を援助してもらう方法や遺言の作 成方法などの講演会を開催いたします。地元の公証役場から講師をお招きいたしますので、わかりやすく具体的な内容となっています。
まだまだ先のこととお思いの方もご家族や友人を誘って気軽にご参加下さい。

【内 容】
①「これだけ知っていれば安心~高齢者や障害者の財産管理方法~」
日時:3月13日(火)午前10時~11時30分 会場:北とぴあ901会議室
・将来、認知症などが不安な方へ
(任意後見制度とその契約について)
・身体障がいなどで援助が必要な方へ
(生前事務委任契約)
②「いままで知らなかった「遺言」のイロハ~」
日時:3月22日(木)午前10時~11時30分  会場:北とぴあ701会議室
・公正証書遺言の基礎知識と手続きの方法について
・よくある質問などを中心に
【講 師】小圷(こあくつ) 眞史(まさぶみ) 氏(王子公証役場公証人 ①、②共通
【対 象】講演会テーマに関心がある方ならどなたでも
【参加費】無料
【定 員】各40名(申込み先着順)
【申込み】2月23日(金)より電話で申し込み受け付けいたします。
【お問い合わせ、申込み先】 
北区社会福祉協議会 
権利擁護センター「あんしん北」
電 話 03(3908)7280 
FAX 03(3905)4653

小見出し2=出張講演会・相談会のご案内

記事=
権利擁護センター「あんしん北」では、認知症などで判断能力の低下した方々の財産管理や契約行為などを支援する「福祉サービス利用援助事業」「成年後見制度」などを知っていただくための講演会や説明会、相談会などを開催しています。
みなさんの地域の町会・自治会、老人クラブ、ボランティア団体の集まりなどに出張して無料の講演会や相談会などを開催いたしますので、ぜひともご利用下さい。

【対 象】北区内の町会・自治会、ボランティア団体などの地域団体
【講 師】権利擁護センター「あんしん北」職員もしくは弁護士等法律関係者など
【内 容】ご相談に応じて決定いたします
【その他】日時・場所等につきましては、ご相談の上、開催させていただきます
講師派遣にかかる費用は無料です
【申込方法】まずは電話にてご相談ください
北区社会福祉協議会 
権利擁護センター「あんしん北」
電 話 03(3908)7280 FAX 03(3905)4653
【これまで開催した講演会の例】
●「安心した暮らしのために~任意後見制度・遺言~」~判断能力の低下した方を不法な契約から守る~
●「認知症になっても、その人らしい暮らしを支える」~成年後見制度、福祉サービス苦情申立て制度の活用ポイント~
●「成年後見制度のあらましとその活用について」
●「遺言のススメ」~家族に伝えておきたいこと、ありませんか?~

<3面第2記事>
見出し=地域サービス係/紙おむつをさしあげます

記事=
北区社会福祉協議会では、1面でもご紹介させていただいた歳末たすけあい運動募金を財源に、以下のいずれかの条件に当てはまる方に対し、紙おむつの支給をおこなっています。 

【対 象】
①介護保険で要支援1~要介護3までの方
②65歳以上で常時おむつが必要な方
③介護保険を申請して認定結果待ちの方
[支給期間] 3ヵ月間
※お一人一回のみの支給となりますので、過去に北区社会福祉協議会から紙おむつの支給を受けた方は除きます。
【申込方法】
事前に電話で連絡のうえ、ご来所ください。
※事前のご連絡がない場合、申し込みいただけないことがありますのでご注意ください。
※お申込の際には、現在お使いの紙おむつのタイプ、サイズをご確認下さい。
【問合せ先】 
北区社会福祉協議会地域サービス係 
電 話 03(3907)9494

<3面第3記事>
見出し=総務係/地域福祉活動に関するご相談、いつでも受け付けます

記事=
北社協は平成10年度より地域ささえあい活動支援事業を行ってきました。ささえあい団体は平成18年度で67団体に達しています。
さらに多くのみなさんが地域福祉活動に参加できるよう「地域ささえあい活動支援員」を配置して、さまざまな相談を受け付けています。

<3面第4記事>
見出し=社協を支える会員さん/岸町在住 北区マジック友の会会長 横山 一九さん 
ボランティア活動は鍛錬の場でもある

記事=
北区社協が主催して行われるイベント・おちゃのこ祭祭で、毎年おなじみになっているのが「北区マジック友の会」です。創立してから30年以上の歴史をもつ 団体です。もともと区が進める生涯社会教育の一環として生まれてきた団体ですから、手品を通しての仲間づくりばかりでなく、各種のイベントや施設の行事な どにボランティアで出掛けていって演技の披露をする活動や手品の普及のための教育・学習活動を熱心に続けてきました。ボランティア・市民活動が今のように 活発になる前からの草分け的活動団体といってよいでしょう。
その三代目の会長が横山一九さん。根っからの北区人です。昭和3年に中十条に生まれその後、住まいは転々としましたが、ずうっと北区に住み続けてきました。
「荒川小学校って、武蔵野台地の崖際にあるわけだから、昔は荒川の流れが見通せたんでしょうね?」
「そうでしたね。高台からの眺めはよかったですよ。子どもの頃の楽しみは、お祭りでしたね。近所では、王子権現、王子稲荷、それにお富士さんのお祭 り・・・、あっちこっち遊びに行きました。そのときに演台を広げてやっている香具師の手品が面白くって、食い入るように見入っていたものでした。」
少年時代の横山さんのきらきらした眼差しは、78歳になる今でも活きつづけています。
でも、横山さんが本格的に手品に身を入れ始めたのは結婚後でした。それまでの趣味はいかにも理工系の技術者らしくグライダーの操縦。新婚早々、「妻に 『改めてお話があります』って呼ばれて、『家族のために危険なグライダーはやめてください!』と宣告されて、きっぱりやめることにしました。」
アマチュアとはいえ、人の前で見せる手品はほとんど創作で、道具も自分でつくるようです。手品を始めるようになってめきめきと頭角を現した横山さん、今 では300以上のレパートリーを持つまでになりました。いくつかのアマチュア奇術団体の役職を務め、日本奇術協会師範認定第七号というキャリアを積んでき ました。
その横山さんの社協との出会いはおちゃのこ祭祭。そのステージに立つことによって、活動の幅が広がってきました。
「ボランティアで出掛けて行って、人の前で演技を披露するのは格好のよいことですけれど、実は、そのことによって自分たちの鍛錬になるんですよ。逆に、わ たしたちが勉強させていただいているんですよ」と、ボランティア活動が人のためばかりでないことを強調しています。
そして、演技を披露することは、観ている人々とコミュニケーションをとることでもあり、そのことによって人見知りで、あまりおしゃべりをしなかった自分 の性格も変えていくことにつながってきたとも、話してくれました。こんなことがあって、社協の会員を続けてくれているのでしょう。
「これからもマジックの普及活動を続けていくつもりですが、お金のことを考えていたら何もできません」と言い切る横山さんが、最後に言いたいことは、「人 を育てたりつながりを豊かにして市民活動を活発にするためには、どうしても活動のスペースが必要です。行政は、公共施設をもっともっと市民に開放してほし いですね。」

 

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<4面トップ記事>
大見出し=【北社協 地域ささえあい講座】
あなたの興味で ボランティア・仲間づくり
これからの人生~地域で役立つ方法教えます

見出し=こんな人たちを歓迎します!

回数 開催日時 会  場 テーマ
第1回 2月24日(土)
13:30~15:30 赤羽北ふれあい館 第2ホール
(赤羽北区民センター内・マップ参照) お互いを知り合おう!
/ボランティア活動の基本を学ぶ
15:40~16:30 おたのしみ おまけ教室/役に立つノウハウ教えます
「30分で上手な写真が撮れるコツ」
第2回 3月10日(土)
13:30~15:30 東十条ふれあい館 第1ホール A
(東十条区民センター内・マップ参照)
*1回目と2回目以降の会場が違いますのでご注意ください 仲間づくりのコツを学ぶ
/グループ活動のノウハウ
15:40~16:30 おたのしみ おまけ教室/役に立つノウハウ教えます
???なにがでてくるか おたのしみ・・・
第3回 3月17日(土)
13:30~15:30 東十条ふれあい館 第1ホール A
(東十条区民センター内・マップ参照) 地域に役立つ活動とは何か
15:40~16:30 おたのしみ おまけ教室/役に立つノウハウ教えます
???なにがでてくるか おたのしみ・・・
第4回 3月24日(土)
13:30~15:30 東十条ふれあい館 第1ホール A
(東十条区民センター内・マップ参照) こんな活動がやりたい!
/活動のスタートラインに立つ
15:40~16:30 おたのしみ おまけ教室/役に立つノウハウ教えます
???なにがでてくるか おたのしみ・・・

記事=
これまで培ってきた趣味や特技を社会に生かしたいと考えている人
興味や関心のあることでボランティアをしてみたいと思っている人
地域活動をしてみたいけれど、何から始めたら分からないと悩んでいる人

*①平成19年2月24日(土)、②3月
10日(土)、③3月17日(土)、④3月24日(土)の4回連続
*受講料 一、〇〇〇円
(テキスト・資料代)
*2月22日までに下記申込先に、お名前、ご連絡先を明記の上、電 話・FAX・メールのいずれかで お申し込みください。
*手話通訳が必要な方は申し出てく ださい。
主催・問合せ先=北区社会福祉協議会 担当/木村・重盛
北区王子本町1-11-9
電話 03―3906―2352
FAX03―3905―4653
Mail info@kitashakyo.or.jp

<4面第2記事>
見出し=使用済み切手の郵便に込められた思い・整理するボランティアの思い

記事=
匿名の封筒で使用済み切手を送ってくださる方の中に、毎回、「整理のボランティアをやってくださる方にお茶を差し上げてください」のお手紙と金一封を 添えてくださる方がいらっしゃいます。切手整理のグループ「ゆったりくらぶ」のみなさんは、わたしたちは「ボランティアでやっているのだから、見返りはい らないのです」と、これを固辞なさっています どちらも、温かく美しいお気持ちだと思います。
匿名様、ご寄付は北社協の地域福祉活動に使わせていただきましたが、切手だけでも立派な福祉への参加。ありがとうございました。

<4面第3記事>
見出し=ご 寄 付ありがとうございました

記事=
平成18年10月1日から12月31日までにご寄付いただいた方々は次の通りです。お名前を記して感謝の気持ちを表します(敬称略)。
お寄せいただいたご寄付は地域福祉推進のため有効に使わせていただきます。

株 式会社 なとり/明治大学校友会/北区地域支部有限会社 弘大/王子一丁目町会/㈲山岸製作所山岸勝美/東京北ライオンズクラブ/会長 土田一郎/田端中 学校陶芸クラブ 陶遊会/行田製作所/伝統芸美寿々流 家元櫻川梅寿寿 東 素子/北斗バレエアート/鶴ヶ丘楽生会/北区浮間バザーもちつき大会実行委員会飛鳥友の会PTA OB会/西が丘桜クラブ友遊会/北区伝統工芸保存会/東十条南口通り商店会/建設ユニオン豊島分会 代表 高橋誠助/東京北モラロジー事務所/トッパング ラフィック王子/北区民生委員児童委員協議会/志茂二仲よし婦人会有志一同/赤西五白寿会
防犯パトロール隊 代表 齋藤美智雄/暁老人クラブ/保健所通り商店街/滝野川大バザー実行委員会/中田端自治会 資源回収委員会/志茂二仲よし婦人会 /稲付マンボクラブ御一同 代表菅野キヨ/日本バプテスト連盟 東京北キリスト教会/陶志会/北区おかみさん元気クラブ/中田端自治会 会長奥村利一 /(社)倫理研究所 家庭倫理の会北区/スマイル/家庭倫理の会北区 市川美与子/北区立清至中学校 きぬさや会 久司雅恵/一休 友の会

諸沢美智子/村野實/荒川三郎/佐々木紳/松俵輝之/藤川明典/桑原弘司/筧シヅエ/小竹弓子/楠美正春/桝沢ムラ子/飯塚豊/西村園子/橋本紀美代

【使用済み切手・カード・その他のご寄付】】
東十条保育園/滝野川西エコー広場館/赤西五白寿会 会長齋籐美智雄/東京都障害者総合スポーツセンター/王一王寿会/東十条東四和会/日本製紙総合開発㈱ 緑化事業部東日本支店/飛鳥高校福祉部/東十条高 砂会/笑和会/暁老人クラブ/紅葉自治会会員御一同/法律事務所/東建工業(株)/王子グループ虹の会/浮間さくら荘/(社)倫理研究所 家庭倫理の会北 区/北区手をつなぐ親の会/障害者福祉センター/(株)三新/小林精工(株)/五十嵐商会/渡辺歯科医院/全東栄信用組合十条支店/(有)宮崎板金加工所 /わらじゅかい/(株)東化工昭和島十条キリスト教会 牧師 細井眞/(財)北区文化振興財団/神谷南児童館/健康増進センター/宇田川整形外科内科医院 /飛鳥山博物館/十条台地域振興室/きぬさや会/イマジン/(財)国際研修協力機構         総務課/(有)わく井商店/順天高等学校/飛鳥友の 会PTA OB会/紅葉自治会会員御一同
/東京職安労組上野分会/北区育ち愛ほっと館/北区子ども感動コミュニティ機構/王子二丁目老友クラブ/北区身体障害者自動車会/マイペース/明治安田生命保険相互会社台東東第二営業所

速 水里美/辻村美惠子/浦辺福江/山崎/斉藤愛子/宇賀神梅子/浜田裕子/阿子島智子/伊藤南海江/赤沼節子/黒子昇/藤枝一/尾杉チカ/瀧澤和子/小山節 子/鈴木利喜/正木好江/長谷川志津枝/藤井千寿子/嶋村好保/島村和子/青木満/清水順子/田口利子/前山敏弘/弥久保敏子/田尾美佐子/五十嵐春雄 /小川二三雄/石山暢江/瓜生ユキイ/上木弘美/中村カズエ/荒井千恵子/前島和子/岩月寛/松俵輝之/丹澤秀行/長澤せつ/清水悦子/涌井子之吉/久我 シズ子/横尾照子/江原喜明/丸山秀雄/原島佳代子/太田里枝/森一子/熊谷美栄子/髙澤工/柴田弘一/石黒貞子

見出し=社会福祉協議会へのご寄付は税金控除の対象になります

北社協は、社会福祉法人格を有していますので、一万円以上のご寄付の場合、所得税の控除が受けられます。
控除額などの詳細についてや法人のご寄付の場合は、お近くの税務署へお問合せ下さい。
なお、確定申告の際には、北社協発行の領収書が必要です。

<4面広告欄>
・ 城北信用金庫
・ 株式会社ビジネス萬秀堂
・ 社会団法人北区シルバー人材センター
・ 日興コーディアル証券株式会社赤羽支店

見出し=<広告募集!>広告で社会貢献しませんか?
・年4回発行(5月中旬、7~9月、11月1日、2~3月)
・発行部数:145,000部(6大紙の新聞折込で北区内全戸配布)
・広告サイズ:縦48mm×横80mm 掲載料:20,000円/1回
・当会広告掲載要綱によります。
・詳しくは北社協総務係まで TEL03-3906-2352

 

 

 

 

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