第85号 2005(平成17)年5月15日発行

第85号の主な内容

【1面】

  • 平成17年度の北社協事業計画/4つの基本方針と6大重点項目を定めました

【2~3面】

  • 特集 こんな地域をつくりたい/地域福祉活動計画策定委員さんの一言メッセージ
  • 北社協平成17年度の事業計画と予算の概要

【4面】

  • ご寄付いただいた方のご紹介
  • 権利擁護センター「あんしん北」の出前講座案内/地域ささえあい活動講座案内/おちゃのこ祭祭2005案内/他

85号の紙面を見る ≫ 1面 2面~3面 4面
第85号のテキストファイルを読む場合は次をクリックしてください。

「きたふくし」第85号テキストファイル

 

「きたふくし」第85号 発行日:2005(平成17年)5月15日
発行:社会福祉法人 北区社会福祉協議会
住所:東京都北区王子本町一丁目11-9
電話:03-3906-2352
FAX:03-3905-4653
ホームページ https://kitashakyo.or.jp
Eメール info@kitashakyo.or.jp/

 

<第1面>

大見出し=平成17年度の北社協/4つの基本方針と6大重点項目を定めました
リード= 北区社会福祉協議会は、3月29日、理事会・評議員会を開催して、平成17年度の事業計画と予算を決めました。
この数年、地域福祉を進めるために社会福祉協議会への期待や役割が高まってきている一方で、福祉サービス分野へ民間企業やNPO組織などの多様な経営主 体が参入するようになってきて、社会福祉協議会も運営基盤を強固なものにしていかなければならなくなってきています。
 そのために、北社協は、効率経営など4つの重点方針と、第二次地域福祉活動計画策定など6つの重点事業項目を定めました。

記事=
1 法人運営体制の強化を図ります
組織の基礎である会員の微減状況を改善するために、増強活動の活発化を推進します。

2 効率的な運営を追求し自立的経営を目指します
自立した運営を目指しつつ、求められるさまざまな社会的責任を果たす経営方針を進めていきます。 
人件費の増大を押さえつつ、職員の活力の増進と人材育成を図り、事業規模に応じた効率的な運営体制を作ります。

 3 権利擁護事業の充実を図ります
権利擁護センター「あんしん北」は認知症高齢者、知的障害者、精神障害者など判断能力が不十分な人たちの権利を守り、適切な福祉サービス選択を支援しています。
今後とも、福祉サービス利用援助事業や成年後見制度等の活用について、きめ細かい講座の開催など区民への周知を図り啓発に努めるとともに、相談等を通じて区民のニーズに応じた事業を展開していきます。

4 地域福祉活動の充実強化を図り、福祉ネットワークづくりを推進します

<6つの重点項目>
1 第二次北区地域福祉活動計画の策定
平成16年度に開始した現行の地域福祉活動計画(平成8~17年)の改定作業を完成させます。新計画の策定は17年度末を予定しています。

2 権利擁護センター「あんしん北」事業の推進
利用対象者を拡大し、利用しやすいサービスにします。弁護士による専門相談などにより、成年後見制度等の利用を支援します。また、権利擁護センター事業 の全般にわたって、施設利用者・家族や、町会・自治会等の団体単位及び一般区民を対象に講演会、出前講座など、きめ細かい啓発活動を通して、区民に周知し ていきます。

3 地域福祉活動への助成
地域福祉活動推進のため、改訂した助成制度のPRに努め新規団体の増加に努めます。金銭的な補助にとどまらず、講座開催による支援、情報交換、活動相談など、必要な取り組みを実施します。

4 デイホーム運営の充実と地域との連携強化の推進
平成18年度から導入される指定管理者制度を踏まえ、より効率的な事業運営と介護予防重視型の介護保険制度改革への変化に的確に対応し、北社協の特色を 活かした事業の再構築を図っていきます。そのため、施設を利用した地域づくり、ネットワークづくりに自主事業として取り組みます。

5 広報活動の充実

6 北区市民活動推進機構との連携推進
北区市民活動推進機構と緊密な連携を図り、北社協の委託事業はもとより、ボランティア活動の様々な基礎的資料の整備、災害時活動の対応等のマニュアル整備など、必要な事項に取り組みます。

<1面第2記事>

見出し=ご あ い さ つ/社会福祉法人・北区社会福祉協議会会長 竹腰里子

あいさつ文=
この度、北区社会福祉協議会会長の大任をおおせつかりました。
私は、昭和47年に田端地区の生活学校運動に参加し、さまざまな生活や地域課題解決に取り組んでまいりました。昭和49年には民生委員を拝命して、地域 のみなさまの暮らしの相談やお手伝いをしてまいりました。「遠くの親戚よりも近くの他人」という言葉がございますが、この30
数年間の地域活動を通して、地域の支え合い、助け合いがいかに大切なことであるかを身にしみて感じてきました。
しかも、近年の福祉課題は、障害者、高齢者のみなさんにかかわることから、子育てに悩む母親たちにどのような支援を行うのかという課題へ、幅も奥行きも広がってきていることを実感しております。
社会福祉協議会は、みんなが安心して暮らせる福祉のまちづくりを推進するために設立された民間団体です。この民間団体としての柔軟性を存分に活かして、 権利擁護センター「あんしん北」をはじめとした各種事業や地域ささえあい活動支援事業などをよりいっそう充実させ、福祉のまちづくりを進めていくように、 微力ながら力を尽くしたいと思います。
区民のみなさま、関係機関・団体のみなさまの、社協への熱いご支援とご協力をお願い申し上げます。
平成一七年四月

<1面第3記事>
見出し=この意味、分かりますか?(注:聴覚障害者との会話のために使う指文字で、「あなたが好きです」を表す形の図形を表示)

記事=これは手話で使う指文字です。今年のおちゃのこ祭祭の合言葉になりました。その意味することは・・・・?
答えは4面の記事にあります。

<1面会員募集記事>
見出し=会員になってください 
会費/個 人 一口   五〇〇円
/団 体 一口 一、〇〇〇円
/賛 助 一口 一、〇〇〇円
社会福祉協議会は、地域のみなさまに支えられる民間福祉団体です。
入会ご希望の方は、お住まいの地区の民生委員さんにお申し込みなさるか社協事務局まで直接ご連絡下さい。

先頭に戻る

 

<第2~3面>

 

<2~3面トップ記事>

大見出し=<特集>こんな地域をつくりたい

リード= 北区社会福祉協議会の第二次地域福祉活動計画づくりも2年度目に入り、いよいよ具体的な構想を打ち出す段階になってきました。
そこで、計画策定委員のみなさまに、福祉のまちづくりについての一言メッセージを寄せていただきました。(敬称は略。お名前に横の肩書きは選出母体です)

記事=
こんな町に住みたい/竹腰 里子/北区社会福祉協議会会長
優しいふれあい、暖かい支え合いのある町。
すべての点でバリアのない安全で快適な町。
花や緑がいっぱいあるほっとする、元気で賑やかな商店街は暮らしやすい。
なによりも、それぞれが住んでいる町を大切にしている。・・・・そんな魅力的な町にいつまでも住み続けていきたい。

散歩していて楽しい街を/谷口 政隆/学識経験者・副委員長
個人のお宅の庭は美しく飾られるけれど、街並みの美しさがないのが日本。地域を飾るという意識と活動がもっと増えたらいいなと思います。みんなで北区の街並みを誇りたい。
きっと、30年も50年もかかって街が美しくなって次の世代がさらに人間的な街にしていく、そこに確固とした市民と地方自治が存在する、その道に至る活動を描き出そう。

小さな穴を広げる/島村 勝實/学識経験者
福祉活動は地域に芽生え、広がり充実することが求められます。それには活動の拠点が必要です。
町会・自治会組織は現在、防災・防犯対策や各行事などで精一杯の活動で、隙間はないのが現状です。でも、福祉の大切さを考えたとき、そこに小さな穴を見つけ、広げていく模索の努力をすることが、今後の福祉活動に対する課題なのかなと自問を続けます。

みんなで、ささえあう地域社会を/岩月  寛/北区民生委員児童委員協議会
地域の人々がそれぞれの責任を果たしながら互いに協力し、助けあって、いろいろな形で社会福祉運動に参加出来るよう努力すべきだと思います。
そのために、社会福祉協議会もささえあう社会の構築に向けていっそう積極的に努力すべきだと思います。地域の人々すべてがやさしくささえあう社会をつくっていきたいです。

地域でたすけあえる仕組みづくりを/秋元 弘一/北区民生委員児童委員協議会
社協の活動を地域のみなさんによく知っていただくために、積極的に町内会や老人会、青年会、商店街等の活動に協力していくことが大事だと思う。そうしたことが、福祉や生活に関連する情報の提供の場となり、気軽に相談できる窓口にもなる。
地道な取り組みは、たすけあい運動の充実や会員増強にもつながると思う。地域と協働してたすけあえる仕組みづくりをめざして欲しい。

社協の事業のあり方/荒木 麟太/北区自治会連合会
当然のことながら何事も財源が必要である。補助金収入も見込み薄いため、会員増強をはかり、支援費収入などの自主財源を強化していかなければならない。
中高年若年層に的を絞って地域の団体・町会・自治会と連携したり、ささえあいグループなどのボランティア活動を推進し、必要なときにいつでも簡単に利用ができる柔軟な対応を目指し、常に努力に励み、社協に対する認識を高めていく必要がある。

私のこれからの生き方/三浦 正久/商工団体
北区の人口の老齢化率が25%を超えていると言われている。私自身も75歳を超えてみて、次第に社会の仕組みから離れてきている。仕事から離れると心配 事がなくなると思っていたが、仕事上の心配は減っても、新たな心配が起きてくる。結局、人間は生きているかぎり心配ごとはなることはない。
これからは、出来るだけ若い人とも話が出来るよう、積極的に生きていこうと思う。

優しさの表現/田村 純郎/企  業
電車の中でお年寄りに席を譲るのは、何だか気恥ずかしい。素直に自分の優しい気持を表現するのは難しい。地域の中でも、家族に対するような優しい思いやりを示し行動できたら最高だ。自分自身がハッピーになれる。
北区社会福祉協議会が地域の人と人を繋ぐ優しさの拠点になれれば、とても素晴らしい。

地域の方たちと心の交流を/水谷 裕子/ボランティア団体
人は公平に年を取ります。突然の病気や災害はいつ来るか判りません。普段から顔見知りになり心の交流が出来ていれば、その時お互いを思いやり助け合う気持ちが出て来ます。
この地域福祉活動計画で住民同士の助け合いのネットワークが出来て、私もそのお手伝いをするのを楽しみにしています。

ささえあいのまちづくりへ一提案/厚東 佐知子/地域ささえあい活動団体
行政に働きかけて、介護支援センター区域7ヶ所に核となる拠点を確保する。そして公とは違う社協の力を発揮し、地域の支えあいのグループをネットワークする。
例えばそこで活動する支えあいのグループにリハビリ訓練を終了した自主グループがジョイントしたら、地域で介護予防のリハビリが継続
できて、さらに支えあいの食事があったら、楽しさ倍増、効果もあがるでしょう。

人と人を結ぶ/永田 陽子/子育て支援関係
変化する地域のニーズに応じた地域づくりは人を健康にする。社協には自由な発想と職員の熱い情熱がある。バーバパパのように社協が地域のニーズに応じて変身する力を発揮するのには、住民の側の成熟も求められるだろう。
「人間らしく」が問われる時代に、人と人とが結び合う歩みを大切にしたいものだ。

普段の近所づきあいが防災のまちづくりにつながる/堂寺 貞一/権利擁護関係
東十条地区では平成8年に防災会議活動計画を策定し、自主防災組織活動計画書を半年かけて作りました。
昨年の新潟県中越大地震で罹災した山古志村の人々は避難所でも村全体が一家族のように強い絆で結ばれていました。普段の緊密な近所づきあいが、いざというときの助けあいにつながっているわけです。
わたしたちの町の自主防災組織作りも、こうした教訓をもとに見直す必要があると考えていますが、それはとりもなおさず、ささえあいのまちづくりを進めることなのだと思います。

ミクロをマクロに変えよう北社協!/山下 和子/当事者団体
北区の人口は5年間で2%減少。しかし、身体障害者は19%、知的障害者は14%、精神障害者においては33%増加しています。
この障害の方、高齢の方の増加率の高さこそ最大のチャンスです。これらの方々の「一人ひとりの役割」発見こそが、地域福祉活動計画の真髄であり、社会福祉協議会こそ最も適したコーディネート機関であって欲しいと願います。

地域福祉活動計画の策定について/花輪 壽夫/社会福祉施設
社会福祉事業経営の立場から策定にたずさわらせていただいています。ソフト面で、ぜひ、施設が地域の拠点となって、地域のみなさまが安心して暮らせるまちづくりを、地域と協力体制をとって考えていきたいと思います。
特に、阪神や新潟の大震災で教訓となったように、施設が果たす弱者救済の機能の確立を、地域のみなさまと築いていきたいと思います。

福祉・医療・教育の谷間/小峯 和茂/北区医師会
福祉と医療の間は、高齢化社会になるにつれて、だんだん密接になってきています。
しかし、福祉と教育の間は、まだまだかけ離れています。
少子化対策としての「子育て支援」(たとえば、病院保育、学童保育)の充実に福祉と医療と教育が協力しあう地域社会が望まれます。

友愛訪問活動を通して地域活性化を/福田 德行/北区老人クラブ連合会
友愛訪問活動は、北老連事業計画の柱の一つとして老連傘下153単位クラブが積極的に活動している事業です。
寝たきり老人や虚弱者に声かけして、元気づけ、できるだけ家から外へ出てもらうよう、地域の方々と連携しながら、地域の老人力を生かしていきたいと、常日ごろ感じております。

他人事とは思えません/緑川 圭子/その他(会長が認めた者)
社協現役時代にたずさわった地域福祉活動計画策定から、福祉の環境も、私自身の環境も、がらりと変わりました。
時代に即した、しかも根底に流れるものは変わらずに、新しい計画に生まれ変わるためにはどうすべきか。職員の方々共々に考えてゆきたいと思います。

<2~3面第2記事>

見出し=平成17年度に実施する事業の計画概要と財源・予算は次のとおりです
●詳しい事業内容は北区社会福祉協議会までお問い合わせ下さい

本文=
1.調査研究
地域福祉活動の推進のため各種研究会への参加及び関係資料収集など3項目(財源=自主財源、150千円)

2.企画・調整
平成16年度より策定作業を開始した第二次地域福祉活動計画を完成させ、最終報告書を作成するなど3項目(財源=歳末たすけあい・地域福祉募金、その他自主財源、予算額2、913千円) 

3.広報事業
広報紙「きたふくし」の発行など7項目
(財源・歳末たすけあい・地域福祉募金、その他自主財源、予算額5、662千円)

4.友愛ホームサービス事業(住民参加型有償家事援助サービス事業)
介護保険で自立と認定された在宅高齢者、身体又は知的障害者、単親家庭の児童を対象に、日常生活に関する援助及び簡易な介護を行います(財源=区補助金、その他自主財源、予算額18、167千円)

5.ハンディキャブ運行事業(移送サービス事業)
区内の車イス利用者又は移動に寝台等が必要な方で、会員登録をした方を対象に、電動リフト付ワゴン車(3台)の貸出しを行います。運転ボランティアの紹介もあり(財源=区補助金、その他自主財源、予算額6、650千円)

6.車イス貸出事業
区内の歩行困難な高齢者等で、介護保険等公的サービスが利用できない方、及び要介護度認定待機中の方を対象に、最長1年の期間で車イスの貸し出しを行います(財源=共同募金一般配分金、その他自主財源、予算額86千円)

7.高齢者紙おむつ支給事業
介護保険要介護度認定が要支援~要介護3又は緊急入院の方で常時おむつが必要なおおむね65歳以上の方を対象に、3ヵ月を限度として紙おむつの支給を行います(財源=歳末たすけあい・地域福祉募金、予算額4、788千円)

8.災害見舞金支給事業
区内で火災、水損、水害に遭った方に対する見舞金を給付します(財源=共同募金一般配分金、予算額620千円)

9.緊急援護金貸付・給付事業
(給付金財源=共同募金一般配分金、予算額300千円)

10.福祉まつり事業
「おちゃのこ祭祭2005」を北区市民活動推進機構に委託し開催します(財源=歳末たすけあい・地域福祉募金、予算額560千円)

11.地域ささえあい活動支援事業
地域ささえあい活動団体に対して助成、情報提供、助言などの支援を行います(財源=歳末たすけあい・地域福祉募金、予算額3、242千円)

12.ボランティア活動推進事業
北区市民活動推進機構に委託して、夏の体験ボランティア事業、情報提供事業、研修事業等を実施します。(財源=歳末たすけあい・地域福祉募金、その他自主財源、予算額4、344千円)

13.助成事業
従来の地域ささえあい活動団体助成、福祉作業所等小規模施設助成、地域福祉活動助成を充実させるとともに、障害当事者団体助成を新設して「歳末たすけあ い募金助成」として一本化(新規)しました。また、新規助成事業の検討及び試行導入を行います(財源=歳末たすけあい・地域福祉募金、予算額7、162千 円)

14.生活福祉資金等貸付事業(東京都社会福祉協議会より受託)
(財源=東京都社会福祉協議会受託金、その他自主財源、予算額1、397千円)

15.権利擁護センター「あんしん北」の運営 (財源=区補助金、その他自主財源、予算額15、146千円) 

16.福祉サービス利用援助事業(地域福祉権利擁護事業。東京都社会福祉協議会より受託)  (財源・東京都社会福祉協議会受託金、その他自主財源、予算額5,422千円)

17.財産保全サービス事業
(財源・利用料、その他自主財源、予算額295千円)

18.視覚障害者ガイドヘルパー派遣事業(支援費事業)
北区から移動介護の支給量決定を受けた視覚障害者を対象に、身体介護を伴わない移動介護(外出時の付添)を行います。(財源・支援費収入、予算額60,132千円)

19.高齢者デイホーム事業(北区より受託)
(1)対象者・・・・・・介護保険で要介護度認定を受けた方を除く在宅高齢者
(2)サービス内容・・・介護予防活動、閉じこもり予防活動、自立支援活動(以上、新規)、給食、軽い運動、送迎の実施
(3)運営施設・・・・・「桐ヶ丘デイホーム」「滝野川東デイホーム」
(4)自主事業・・・・・地域住民との交流、ボランテイア活動支援など各種講座の実施
(5)財源・・・・・・・北区受託金、その他自主財源(予算額49,696千円)

20.歳末たすけあい運動事業
(1)実施方法・・・北区自治会連合会、北区赤十字奉仕団、北区民生委員児童委員協議会と協働し北区の協力を得て実施
(2)配分内容・・・①一人暮らし高齢者に対する見舞品支給
②民間保育施設に対する見舞金支給
③民間高齢者施設等に対する見舞金支給
④地域ささえあい活動支援、高齢者紙おむつ支給等地域福祉活動事業に充当
(3)財源・・・・・歳末たすけあい・地域福祉募金(予算額29,002千円)

21.たすけあい資金貸付事業
(1)貸付対象・・・・低所得者で他からの貸付を受けることが困難な方
(2)貸付内容・・・・「緊急生活資金」「法費立替資金」
(3)貸付限度額・・・30,000円
(4)財源・・・・・・自主財源(予算額1,498千円)

16.福祉サービス利用援助事業(地域福祉権利擁護事業。東京都社会福祉協議会より受託)
(財源=東京都社会福祉協議会受託金、その他自主財源、予算額5、422千円)

17.財産保全サービス事業
(財源=利用料、その他自主財源、予算額295千円)

18.視覚障害者ガイドヘルパー派遣事業
(支援費事業)
北区から移動介護の支給量決定を受けた視覚障害者を対象に、身体介護を伴わない移動介護(外出時の付添)を行います(財源=支援費収入、予算額60、132千円)

19.高齢者デイホーム事業(北区より受託)
介護保険で要介護度認定を受けた方を除く在宅高齢者を対象に、介護予防活動、閉じこもり予防活動、自立支援活動(以上新規)、給食、軽い運動、送迎などを 行います。自主事業として地域住民との交流、ボランテイア活動支援など各種講座の実施を行います(財源=北区受託金、その他自主財源、予算額49、696 千円) 

20.歳末たすけあい運動事業
北区自治会連合会、北区赤十字奉仕団、北区民生委員児童委員協議会と協働し北区の協力を得て実施します。①一人暮らし高齢者に対する見舞品支給、②民間 保育施設に対する見舞金支給、③民間高齢者施設等に対する見舞金支給、④地域ささえあい活動支援、高齢者紙おむつ支給等地域福祉活動事業に配分します(財 源=歳末たすけあい・地域福祉募金予算額29、002千円)

21.たすけあい資金貸付事業
(財源=自主財源、予算額1、499千円)

<2~3面第3記事>

<表>社会福祉法人北区社会福祉協議会 平成17年度当初予算総括表(単位:千円)

<表の横見出しの項目>会計単位・経理区分/前年度予算額/本年度予算額/差異/内容

一 般 会 計/267,917/273,96/6,486
<一般会計の内訳>
・法人運営事業経理区分/101,145/94,648/△6,497/組織運営、企画・広報事業費等
・地域福祉事業経理区分/63,125/69,728/5,603/友愛、ハンディキャブ、ささえあい事業費等
・ボランティア活動推進事業経理区分/6,106/4,344/△1,762/体験ボランティア事業等委託費
・助成事業経理区分/6,723/7,162/439/地域福祉活動助成費等
・生活福祉資金貸付事業事務費経理区分/2,446/2,563/117/生活福祉資金貸付事業費
・福祉サービス利用援助事業経理区分/23,085/21,193/△1,892/福祉サービス利用援助事業費等
・支援費事業経理区分/65,287/75,322/10,035/視覚障害者ガイドヘルパー派遣事業費

公益事業特別会計/59,789/50,306/△9,483/
<公益事業特別会計の内訳>
・高齢者デイホーム基本事業経理区分/57,207/48,505/△8,702/デイホーム受託事業費
・高齢者デイホーム地域活動支援事業経理区分/2,582/1,801/△781/デイホーム自主事業運営費

 歳末たすけあい運動事業特別会計 28,002 29,002 1,000 歳末たすけあい運動運営費

たすけあい資金貸付事業特別会計/468/1,499/△1,031/緊急生活資金等貸付事業費

合 計/356,176/354,767/△1,409

<3面第1記事>
大見出し=紹介します地域ささえあい活動団体

リード=歳末たすけあい・地域福祉募金は地域のみなさまから寄せていただいた貴重な財源。それを安心して暮らせる地域づくりに役立てるための活動が地域ささえあい活動です。現在約50の団体が活動をしています。

団体紹介1 滝野川西エコー広場館で活動する・グループにんじん/ここでは利用者もボランティア
記事= グループにんじんは滝野川西エコー広場館で月1回のペースで会食会をしています。食事の後は手芸講座、語り講座、体験学習、レクリエーション活動 を行っています。みなさんの知恵や希望(幼い頃からのよもやま話、食事や習慣など)を取り入れながら活動しています。
活動拠点となっているエコー広場館の館長の長谷川和子さんは、滝野川東デイホームとの交流をつづけていました。当時のデイホーム橋本秀子施設長から「こ ういう活動ならばエコー広場の一角でもミニデイホームが出来るのじゃないの」と呼びかけられて、この活動に取り組みました。
エコー広場館は市民参加のリサイクル活動拠点です。にんじんの参加者も、古着をほどいて新しいものに作り替えるなどの活動に参加してきた人たちが多くボ ランティアの活動者でもあるのです。「ここでは主催者と利用者という区別がなくて、みんな同じ立場なのが特徴」と長谷川さんは語っています。

団体紹介2 お茶飲み堀船地区で活動する・すずめの会・プログラムにオリジナルの工夫でお茶飲み会
記事=
平成16年度から地域ささえあい活動の仲間に加わった団体です。毎月1回、地域の診療所のデイケアが休みの日に、デイケア室を借りての、お茶の会を実施しているのが「すずめの会」です。
スタッフは全員が診療所の実施した地域講座の修了生。地域ささえあい活動は研修の実践場というわけです。福祉や年金などについて学んで、自分たちにも何 か出来るのでは・・・と考え、社協主催のミニデイ講座を受講したり、社協からスタッフを呼んで地域づくりの講演会を開いたりして、活動が開始されました。 とても意欲的なみなさんです。 
プログラムに智恵子抄の音読や、利用者を先生にしたミニリース作りをしたり、また利用者とのおしゃべりや手助けの方法など、スタッフの質の高さを感じさせられました。

<3面第2記事>
大見出し=ボランティアグループ紹介
団体紹介=手話ダンスサークルさくら草/ダンスを見ていたおとしよりの身体が動き出して、感激!

記事= 主に特別養護老人ホームやデイサービスセンターでの手話ダンスの披露を月1回程度のペースで行っているボランティアグループです。田端高齢者在宅サービスセンター3階にあるボランティアルームたばたで、毎週土曜日の午後練習をしています。
手話を使ったダンスが、①聴覚障害者とのコミュニケーションを深めることばかりでなく、②障害をもった高齢者のリハビリにも役立つことから、指導者の浜口玲子さんが北区社会福祉協議会に相談して活動がスタートしてから8年がたちました。
メンバーのみなさんは「訪問先のお年寄りがはじめははただ黙って眺めているだけなのに、そのうちに一緒に身体を動かしてくれるようになるんですよ。表情 も豊かになってきて、そんな姿を見られるのがうれしいです」と口々に語ってくれました。毎週の練習は心身のリフレッシュにもなります。仲間を歓迎していま す。

 
<3面第3記事>
大見出し=紙おむつの支給を受けた方からのお手紙
リード= 歳末たすけあい・地域福祉募金は、緊急の入院や介護保険のサービスを受けるまでの待機期間中に紙おむつが必要になった方への、紙おむつの支給にも使われています。このサービスを受けた方から以下のようなお手紙をいただきました。

お手紙=
前 略
厳しい寒さが続いておりますが、皆様には元気で発送の仕事をやっておりますことと思います。
この度、パットを発送していただき有り難うございました。お陰様で助かっております。年を取るといささか子どもに戻ってしまうので、はずかしいことが多く、しまりがなくなってくるのです。
簡単な文面ですみません。皆様方に宜しくお伝え下さいませ。 
かしこ

 

先頭に戻る

 

<第4面>

<4面トップ記事>
大見出し=町会・自治会、老人クラブ対象に権利擁護センター「あんしん北」の出前講演会・講座を行います

記事=
教養講座・学習会などにご活用ください
権利擁護センター「あんしん北」では「福祉サービス利用援助事業」「財産保全サービス」「成年後見制度」などの理解を広げるための講演会・講座を開催しています。
ご希望のある町会・自治会、老人クラブを対象に開催いたします。
町会・自治会、老人クラブ単位でお申込みください。

内容は、ご相談の上、ご要望に応じて開催できます。
★講 師:権利擁護センター「あんしん北」職員・法律関係者等(予定)
★対 象:ご希望のある町会・自治会、老人クラブ
★その他:日時・場所等の詳細につきましては打ち合わせをさせていただきます。
★申込方法:電話でお申込みください(TEL
03‐3908‐7280)。北区社会福祉協議会 権利擁護センター「あんしん北」
※お申込み多数の場合、抽選により決定し、結果は後日連絡いたします。
※講師料は無料です。

 なお、平成16年度は、次のような講演会・講座を開催しました。
●「遺言のススメ」~家族に伝えておきたいことありませんか?
●「安心した暮らしのために~任意後見制度・遺言~」~判断能力の低下した方を不法な契約から守る
●「認知症(痴呆)になっても、その人らしい暮らしを支える」
~権利擁護センター「あんしん北」事業、成年後見制度、福祉サービス苦情申立て制度の活用ポイント
●「成年後見制度等のあらましとその活用について」

<4面第2記事>
見出し=5月28日は桐ヶ丘デイホームあいアイまつり
今年で13回目を迎える恒例の地域交流まつり。だれでも参加できます。
日時・・5月28日(土)午前10時~2時
内容・・利用者、ボランティアグループ、 福祉団体の作品販売/アトラクション /模擬店/リサイクルバザー/健康相 談/さくら体操
主催・・北社協、北区立桐ヶ丘デイホーム
共催・・あいアイまつり実行委員会
問合せ・・桐ヶ丘デイホーム
電話03-3908-1277

<4面第3記事>
見出し=映画会のご案内
槙坪夛鶴子監督・紺野美紗子主演『母のいる場所』
日時・・6月25日(土)
場所・・男女共同参画センター「スペースゆう」プラネタリウムホール
上映時間・・第1回 午後1時30分より
第2回 午後5時30分より
費用・・前売八〇〇円、当日一、〇〇〇円
主催・・プロジェクトU 共催・・北区/北社協
問い合わせ先・・北区男女共同参画センター「スペースゆう」 TEL 03-3913-0161

<4面第4記事>
おちゃのこ祭祭のポスターを示して案内記事
日時・・6月11日、12日
場所・・滝野川会館
記事=今年のおちゃのこ祭祭の合言葉は、手話の指文字で「あなたが好きです」
という意味です。言葉だけが気持ちを伝える手段ではなく、いろいろな方法で心を通じ合おうという意味で、今年の合言葉はこの指文字になりました。

<4面第5記事>
見出し=平成17年度地域ささえあい講座第一サイクル/地域で活動したい人のための課題整理・自分発見講座

記事=
近所の一人暮らしのおとしよりのことが気になる、子育てに悩む母親たちを元気にしたい、障害を持った人たちが地域で暮らしていくのを支えたい、デイホームを応援したい・・・などなど。
そうしたことに、自分の力を役立てたいと思っている人たちが、なにをどのようにしたらよいのかを探る講座です。
第一サイクルでは、すべての課題に共通のテーマに取り組みます。続けて課題別のコースを用意する予定です。

第1回 とにかく集まれ! 自分発見講座
日 時:6月18日(土)午後1時30分~4時
会 場:滝野川東地域振興室会議室
主内容=①オリエンテーション/②自分の課題を探ろう!(それぞれの課題を出し合う)/③自分の性格を分析しよう/④課題別グループづくり

第2回 こんなときはどうなの?
/まちの人の相談にのれるようにするために
日 時:6月25日(土)午後1時30分~4時
会 場:北社協学習室
主内容=高齢者と子育ての両方の課題に関して具体的なケースを想定して、問題解決のためにどうしたらよいかをディスカッション。
助言者:社協職員ほか、高齢者福祉、子育て相談の専門家を予定。

第3回 ささえあいの活動プログラムを学ぼう!
日 時:7月2日(土)午後1時30分~4時
会 場:桐ヶ丘デイホーム
主内容=①桐ヶ丘デイホームの介護予防プログラムの研修/②三世代交流の模擬体験
講 師:桐ヶ丘デイホーム職員などを予定。

第4回 活動を始めるためのイメージづくり
日 時:7月9日(土)午後1時30分~4時
会 場:滝野川東地域振興室会議室
主内容=課題別にグループ討論。活動計画のシュミレーションを行い、発表。

●毎回参加が原則です。
●申し込み・問い合わせ=詳しくは、北区社会福祉協議会・総務係(TEL03-3906-2352、
FAX03-3905-4653)まで

<4面第6記事>
寄付者の紹介
記事=
平成17年1月1日から3月31日までに、ご寄付をいただいた方々は次の通りです。お名前を記して感謝の気持ちを表します。順不同、敬称略)
お寄せいただいたご寄付は社会福祉推進のため有効に使わせていただきます。

■寄付者一覧■
㈱トーダン/パチンコDAS/東京北ライオンズクラブ/東京北部社会教化事業協会/北東京シティークリスマス2004代表松下和弘/若樹会代表花柳園喜輔 /越野建設㈱/西蓮寺/西蓮寺檀信徒御一同/榎部/東京成徳短期大学桐友会/フリーマーケット団体スマイル/志村孝一/田端新町一丁目睦町会睦会長寿クラ ブ/木下幸彦/藤川明典/㈱ワールド・アメニティー/高須あや子/松苗正一/諸沢美智子/中原妙子/苫田弘美/渡辺百合枝/脇坂成子/飯塚豊/平松

■使用済み切手■
赤羽印房/赤羽西児童館/赤羽南一丁目団地自治会/赤羽郵便局/朝居税務会計事務所/アスカ生活学校/新井はる子/石川紀子/伊藤南海江/稲田小学校保護 者/稲付長生クラブ/岩月寛/宇賀神梅子/榎本光甫/㈱杉田工務店/㈱誠光商会生田目貞男/㈱ハーブアート/神谷南児童館/川俣忠之/菊田和子//北区手 をつなぐ親の会/喜多生活学校/北ノ台エコー広場館/木下崇子/木下幸彦/行政書士笹島総合事務所/倉繁日出子/越野建設㈱/桜井甚四郎/佐々木恵子/佐 藤直道/澤山ゆき子/澁木美代子/社団法人倫理研究所北地区/シャトルク・カチャ/杉山正文/須中とし江/星美学園短期大学/セブンオプト王子森長孝行/ 全東栄信用組合/滝西エコー広場館根岸孝子/滝西エコー広場館長谷川八重子/滝野川中学校/滝野川西エコー広場館/田端新町一丁目睦町会婦人部/土屋とも 子/つばさ工房/都立北療育医療センター/西ヶ原東児童館/林チヨ/原久枝/
東十条東四和会/東田端地域振興室/本間大・孝子/松原千代/みすぎ会/水越/武藤員子/谷端小学校三年一組/山岸ウメ子/山﨑せつ子/㈱サヤマトレーディング尾高

■車イス・雑巾・プリペイドカード等物品寄付■
TGU滝野川/須野原富美子・野崎朝子・柏倉テルヨ/北区朝鮮人商工協同組合/西ヶ原東児童館/みすぎ会/山﨑せつ子/赤羽西児童館/東十条高砂会/赤羽印房

 

先頭に戻る