
福祉学習
「福祉学習プログラム」の実施
北区社会福祉協議会は、主に区内の小学校・中学校を対象に、
体験プログラムや障がいのある方の講話を通じて、
児童・生徒のみなさんが「福祉」や「地域」について考えるきっかけづくりに
なってほしいという願いのもと「福祉学習プログラム」を実施しています。
将来の地域福祉を担う人材を育て、「誰もが安心して暮らせるまちづくり」の実現を目指します。
北区社会福祉協議会の福祉学習プログラムが目指すこと
北区社会福祉協議会は「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を目指しています。
そのために大切なことを以下のように考えています。
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「気づき」
わたしたちの地域には、高齢者、障がい者、子ども、外国人など、さまざまな人が生活しています。そのような方々に関心を向けると、多様な価値観に気づくきっかけとなります。
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「共感」
さまざまな人たちとのふれあいを通じ、その生活や思いを自分自身のこととして感じられるようになります。これが「共感」です。当会では、この共感する心を育むことを、とても大切にしています。
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「行動」
「気づき」や「共感」が得られた後、日常の生活の中で、周りにいる人たちに対し、どのように関わっていくかを自発的に考え、実際に「行動」に移すことが期待されます。
提供するプログラムは、児童・生徒の「気づき」「共感」を促し、
「行動」に結びつくような内容を心がけています。
そのため、当事者の講話・交流、疑似体験やゲーム、
関連物品のご紹介など、多様なものになっています。
これまでに実施した福祉学習プログラムの様子
北社協では、みなさまにプログラムをご理解いただけますよう
「福祉学習プログラム実施ハンドブック」をご用意しております。
実施までの流れや具体的な実施例などをご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
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アイマスクなどを使った
「視覚障がい者理解」プログラム -
講話および質疑応答
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当事者からの講話
および質疑応答
■お申込み方法
し必要事項を記入の上、FAXにてお送りください。 FAX:03-3905-4653
⚫︎当会の福祉学習プログラムは、学校側のご要望を伺いながら、児童・生徒の学びをより一層深められるように、障がい当事者・団体、地域のボランティア、関係機関・団体にご協力をいただき、プログラムを提供しています。そのため、プログラム作成段階で数回打ち合わせの場を設けさせていただいております。お申し込みは原則3か月前までにお願いいたします。
⚫︎実施は先着順のため、申込状況によってはご希望に沿えないこともあります。
⚫︎プログラム提供団体を紹介させて頂くことも可能です。
⚫︎メールでのお申し込みをご希望の際には当会までお問い合わせください。
その他、
お問い合わせ:社会福祉法人 北区社会福祉協議会 福祉学習担当 TEL:03-3906-2352
※この事業は「歳末たすけあい募金」を財源としています。
ユニバーサルデザインってどんなデザイン?
ユニバーサルデザイン(=Universal Design)は、バリアを取り除くだけではなく、
障がいの有無に関わらず、はじめから誰もが(ユニバーサル)使いやすく利用できる
施設・製品・情報を設計(デザイン)することを言います。バリアフリーを
一歩進めた考え方と言われています。
身近なユニバーサルデザイン
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シャンプーには、側面に凹凸があります。指で触ることでシャンプーかコンディショナーかを区別できるので、髪を洗っている時、目をつぶっていても使えます。また視覚障がいの方などにとって使いやすくなります。
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下のタイプは、キャップを回さず、また開けた後のキャップが本体から離れないため、片手で開けられます。手の不自由な方でも簡単に使えます。またキャップが本体から離れないので、視覚障がいのある方や小さな子どもが、外したキャップを探したりする必要がなくなります。
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左のタイプは、上面のボタンを押すと決まった量がでます。ボタンを押した回数で、視覚障がいの方も、どのくらいの量が使われたかわかります。また、子どもや高齢者の方がたくさんかけすぎてしまう、ということも少なくなります。
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牛乳パックには、あけくちの反対側にへこみがつけられています。このへこみが有るか無いかで、牛乳かそれ以外の飲み物かを知ることができます。
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①内側に鏡があり、車イスの方が降りる時に後ろを確認できます。②車イスの方や子どもが使いやすいよう、低い位置にボタンがあります。
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開閉の作業がないので、荷物を持った方や、杖をお使いの方、また車イスの方も、簡単に通ることができます。
国や東京都の取り組み
「ユニバーサルデザイン」についてより詳しくお知りになりたい方はこちらをご参照下さい。
■国の取り組み
内閣府 共生社会政策 ホームページ
バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進
https://www8.cao.go.jp/souki/barrier-free/bf-index.html
■東京都の取り組み
東京都福祉保健局ホームページ
「福祉のまちづくりを進めるためのユニバーサルデザインガイドライン」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kiban/machizukuri/kanren/guideline.html