地域課題の解決に向けて――住民主体のコミュニティソーシャルワーカー

地域課題の解決に向けて――
住民主体のコミュニティソーシャルワーカー

 

平成25年入職
地域福祉・ボランティア活動推進担当 主事
神谷・東十条圏域コミュニティソーシャルワーカー 

 

コミュニティソーシャルワーカーをしています

活動報告会も行いました

 私は、平成28年4月より地域福祉係に所属しています。
 神谷・東十条圏域のコミュニティソーシャルワーカーとして、地域の人とふれあい、顔の見える関係を築きながら行う個別支援と、地域の方々と一緒に、そこに暮らす誰もが「孤立」することのないよう、地域で支える仕組みづくりを進める地域支援を行っています。
 地域で出た課題を社協だけで解決するのではなく、地域住民が主体となって社協が一緒に解決していくこと、地域の課題を地域の方と共有しながら、一緒に解決に向けてプロセスを歩んでいけるというのは凄く難しいところもありますが、やりがいや楽しさのある仕事です。
 
 

キッカケは「人の役に立ちたい」

地域の方との打合せ

 私は、広島県の小学校を卒業しました。広島県が原爆被爆地だったこともあり、障がい者とふれあう福祉教育がさかんに行われていました。
 私が通っていた小学校では、障がい者、被災者、高齢者と接する機会も多く、そういった人たちの役に立ちたい――という思いが子ども心にあり、高校生のときに〈自分は、将来、何の仕事がしたいのか〉と考えた末に、福祉の専攻がある大学に進学しました。
 社協のことは大学の講義や教科書で知ってはいたのですが、大学在学中は高齢者施設でアルバイトをしていました。キャンパスライフを振り返ると「高齢者福祉の分野だけではなく、児童福祉や障がい者福祉などの幅広い分野についても学んでおけば良かったな…」との後悔もあります。
 私は平成25年に社協に入社したのですが、入社1年目は生活福祉資金貸付担当とガイドヘルパー担当となり、2~3年目は権利擁護センター「あんしん北」に配属されました。
 そこでは、他の先輩職員がサポートしてくださり、障がいのある方や高齢者へのかかわり方など難しいことは学びながら仕事をすることができました。
 
 

休日は子どもと一緒の時間を大切にしています

サロンでも小さなお子さんと出会います

 実は私にも3歳と1歳になる子がいます。
 子どもたちの顔をみると、自然にオフの気持ちになります。
 子どもが生まれてからは、休日に子どもと過ごすことが9割で、近所の公園で一緒に遊んだり、買い物に出かけたりしています。
 最近では、教育番組の公開収録にも行きました。
 
 

 

 

社協への就職を考えている方に・・・

仲間たちと集合写真

 北社協はたくさんの職員が働いており、若手職員の意見も多く具現化されています。
 そして、何よりも北社協は研修にもたくさん出させてもらえる職場です。研修に参加することで、他の区市町村の社協職員と知り合い、横のつながりも強固になり、楽しく情報交換できます。
 また、入職前にイメージしていたとおり、地域福祉を推進することを使命とする社協には、外出時にも職員から地域の方に声かけする社交的な職員が多く、それは職員間でも同様で、入社したばかりのときも積極的に声をかけてくれる職員ばかりなので、安心して仕事をすることができました。
 コミュニティソーシャルワーカーは、他の関係機関・団体の職員、民生・児童委員、地域住民等と一緒に地域のなかで動き、かかわることが多く、それゆえ幾らか難しさもありますが、私は先輩の背中をみて育ててもらっています。
 社協は、楽しさ・やりがいがいっぱいな職場です!ぜひ一緒に働きましょう!
 
 

一日のスケジュール(例)

8:15 出勤
9:00 係ミーティング(毎朝、係内の予定を確認)
9:30 活動拠点へ移動する
10:00 住民との打合せ後、ケースケア会議
12:00 昼食
13:00 地域のサロンに訪問
15:00 町会見守り活動に同行
16:15 災害PT打合せ
18:30 だんだん東十条 定例会
21:00 帰宅

 ※担当・職名などは取材当時(2018年11月1日現在)のものです