「マイナスの経験→財産」に変えることができる!そう思える仕事です。

「マイナスの経験→財産」に変えることができる!そう思える仕事です

平成24年入職
権利擁護センター「あんしん北」成年後見担当 主任主事 

 

Q1.現在の仕事内容を教えてください。

権利擁護センター「あんしん北」で、成年後見制度を担当しています。

成年後見制度とは、認知症・知的障がい・精神障がいの方も住み慣れた場所で暮らし続けられるよう、支援してくれる「人」を定めるものです。「手続きを進めるための支援」も行いますが、これは仕事のほんの一部でしかありません。まずは十分にお話をうかがい、「この方に最も適した制度やサービス」を一緒に探し、検討していくことが大切であり、それは成年後見制度という枠だけにはとどまりません。「総合的に、ご本人が地域で安心して暮らしていくための"お手伝い”をする」これが、私たちの役割です。

Q2.福祉に興味を持ったのは、いつ頃ですか?

中学生の時ですね。

友達に誘われて行った夏休みの「体験ボランティア」がきっかけです。その時、認知症や知的障がいのある方と話そうとすると、なかなか会話が成り立たたなくて、もどかしい思いをしました。「どうしたら、この方々とコミュニケーションが取れるのか?」と考えるうちに、どんどん福祉の魅力にハマっていきました。


現在、担当している成年後見業務のほかに、北社協内の「福祉教育プロジェクトチーム」に入っており、小学校への福祉学習プログラムを行うことがあります。自分がそうだったように「子どもの頃に福祉の世界に接することで、福祉に興味を持ってもらえたら…」という思いがあります。

 

 

Q3.入職前に思い描いていたイメージと違うところはありましたか?

私の場合、前職は「老人ホーム」でした。福祉系大学卒業後「まずは福祉の現場で経験を積もう」と決めていたので、迷わず選んだ職場です。ここでの経験を活かして、地域の方・住民の方とより深く関わっていくイメージで選んだ社協ですが、最初の印象は「あれ?案外、公的機関からの委託事業も多いな」というものでした。
もう一つ意外だったのが「"福祉を支える側"を支援するための事業」をやっていたことですね。例えば「福祉のしごと総合フェア(求人イベント)」や「福祉職従事者向けの研修」などは「福祉の担い手」を後方支援できる、北社協ならではの良い事業だなぁと、今は感じています。

Q4.仕事でやりがいを感じるときは?

やりがい…というか「難しいからこそ、取り組んでいること」はありますね。
担当している成年後見事業でいえば、「"本人の意思と"それを支援している方々の意見"を、どうすり合わせていくか?」ということでしょうか。

たとえば、本人が認知症を発症している場合、

ご家族:「すきま風が入ってくる古い自宅より、安全な施設に入ってほしい」
ケアマネジャーさん:「デイサービス等をどんどん活用して、快適に過ごしてほしい」
という思いがあって、その一方で、ご本人はというと、
本人:「どこにも行かず、住み慣れた家に、ずっと居たい。昔からの友人以外とは、関わりたくない」 と言う。
「支援者から見ての安全・安心な生活」と「本人の意思の尊重」との狭間で、悩むことがあります。

でもそういう時、いつも思います。
「私達は、この方の人生の"ほんの一部"、決めるのはこの方自身だ」と。
このことを忘れず、「本人の意思」を尊重しながら、関わる全ての方と連携して進んでいこうと、日々思っています。

Q5.育児と仕事、どうやって両立していますか?

私は結婚後、産休・育休を経て、職場復帰しています。

また、子どもが3歳になるまでは6時間の時短勤務を活用していました。

こういった制度は、「制度としては存在していても、職場の状況や雰囲気によっては、使いづらい場合もある」と、聞いたことがあります。

が、北社協はその点、とても理解してくれて、制度も利用しやすいです。

現在は、通常勤務に戻っていますが、今年5歳になる娘は、週2回「夫が保育園に送って行く日」と「実家の母が迎えに行く日」を決めています。私もその日は、時刻を気にせず仕事に集中できるので、助かります。

「家族の応援」と「職場の理解」が揃う事は、育児と仕事を両立させるために、欠かせないことだと思います。

 

Q6.社協への就職を考えている方に一言!

社協で働くことの魅力は、「自分がやりたい!と思うことを、たくさんの人や関連機関を巻き込んでいくことで、本当に実現できる事」だと思います。
また、この仕事の1番の面白さは「一見、マイナスだったと思われがちな経験を、自分の"財産"に変えることができる」ことです。
たとえば、孤独感、喪失感、不登校、いじめ、介護…そういった「自分のつらかった経験」が、誰かの相談の役に立つ…これは、この仕事でなければ、感じられないことだと思います。
興味を持った方、是非北社協へご応募ください。

一日のスケジュール(例)

8:30      出勤・ミーティング(毎朝、係内の予定を確認)
9:00 事務業務
9:30 成年後見制度 申立支援のため、訪問
11:30 訪問から帰り、記録の作成
12:00 昼食
13:00 福祉教育PT(プロジェクトチーム)のミーティング
15:00 来所相談・電話相談・事務作業
17:15 退勤

 

※担当・職名などは取材当時(2019年1月18日現在)のものです