140号(18/2/20) 福祉教育・学習特集号

福祉教育・学習特集号

【1面】福祉ってなんだろう? を皆さんと一緒に学んでいます!
【2面】子ども福祉記者が障害者作品展を取材しました!
【3面】子ども福祉記者新聞が完成しました!
【4面】学校や地域での福祉学習の様子
    北社協会員募集をしています
    

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きたふくし

vol. 140

平成30220日発行

福祉教育・学習特集号

 

◯1面

 

1面第1記事

 

見出し=

福祉ってなんだろう? を皆さんと一緒に学んでいます!

 

本文=

 福祉に関心をもち、一緒に考え、ボランティア活動など身近なささえあいの活動に取り組む人が増えてほしいとの思いで、学校や地域などのさまざまな場を通じて、福祉に関する学習や体験プログラムを行っています。

 

学びのポイント・大切にしていること

 プログラムは、参加者の「気づき」「共感」を促し、「行動」に結びつくような内容を心がけています。そのため、障がいのある方のお話・交流、疑似体験、スポーツやゲーム、関連物品のご紹介など、多様なものになっています。 実施にあたっては、教職員や地域の方々、関係機関・団体等にご協力をいただきながら進めています。

障がいのある方・福祉団体や、学校関係者、町会・自治会・民生委員・児童委員、ボランティア団体

などの、地域の皆さんと一緒につくるプログラムです

 

「気づき」

 私たちの地域には、高齢者、障がい者、子ども、妊産婦、外国籍の方など、さまざまな人が生活しています。そのような方々に関心を向けると、どのような価値観をもち、どのように生活をしているかということに気がつきます。その「気づき」が大切です。

 

「共感」

 それらの人たちとのふれあいを通じ、その生活や思いを自分自身のこととして感じられるようになります。これが「共感」です。北区社会福祉協議会では、この共感する心を育てることを、とても大切にしています。

 

「行動」

 「気づき」や「共感」がえられた後、自分の生活の中で、周りにいる人たちに対し、どのように関わっていくか自発的に考え、実際に「行動」に移すことが期待されます。

 

北社協の福祉教育・学習プログラムは、「北区歳末たすけあい地域福祉募金」を財源に実施しております。

 

プログラムを一緒に考え、協力したいボランティアの方、またはプログラムを実施してほしいという地域の方、学校関係者などがいらっしゃいましたら、お問い合わせください。

*プログラム実施のご依頼は3か月前までにお申込みください。

 

お問合せ 福祉教育担当 Tel.03-3906-2352

 

 

 

○2面

 

2面第1記事

 

見出し=

子ども福祉記者が障害者作品展を取材しました!

 

本文=

 区内の小学校から応募のあった13名が「子ども福祉記者」となり、平成29122日(土)の第35回障害者作品展を取材しました。参加した子ども達は、障がいのある方や、まわりで支えている方へのインタビューを行い、懸命に聞いてメモを取り、質問をして壁新聞を作成しました。

 今回作った「子ども福祉記者新聞」は、北社協ホームページでも紹介をしています。

 ぜひご覧ください。ご協力をいただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

講師:戸井田 惠(といだ めぐみ)さん

子ども福祉記者の事業を行うにあたり、ボランティアで講師となってくださる方を募集したところ、雑誌などのライターとして活躍されている戸井田 惠さんが応募してくださいました。

【プロフィール】 明治大学商学部商学科卒業後、株式会社マイナビを経て、20141月に医療広告事業をメインとする株式会社ギミックに入社。社内ライターとして雑誌「頼れるドクター」、WEB「ドクターズファイル」の取材・執筆活動を行なう。

 

 

<事前学習会>

取材の前に、インタビューの仕方や記事の書き方について学習会を行いました。

 

学習①「ふくしってなぁに?」

 当会の職員より福祉とは自分や誰かの幸せを考えることなのだとお話をしました。「本を読んでいる時が幸せ」「好きなことで遊んでいる時が幸せ」などそれぞれ思い思いに、話してくれました。

 

学習②「取材&記事作りの基本を学ぼう」

 雑誌などのライターとして活躍されている戸井田 惠さんから、取材や記事作成のポイント、新聞のまとめ方を教えていただきました。取材の練習として、模擬インタビューも行い、記事作りを学びました。

 

学習③「ステキな写真をとってみよう」

 実際にカメラを操作し、写真撮影方法について学びました。インタビューをされる人・する人や、カメラマンの役をかわりながら、作品や会場、人物を撮りました。写真を見る人に伝えたいことを考えながら、さまざまなアングルで工夫しながら撮影する姿は、すでに立派な記者そのものでした。

 

 

<第35回 障害者作品展を取材しました>

・ネイルアートを行っている美容専門学校の学生ボランティアを取材

・視覚障がいのある方を支援するガイドヘルパーと利用者を取材

・北区身体障害者自動車会の方に車イスについて取材

 

<取材内容をもとに、新聞を作りました>

 

見てください、この真剣な表情。3時間あまり、集中した時間が続きました。

 

 

○3面

 

3面第1記事

 

見出し=

子ども福祉記者新聞が完成しました!

 

<グループ名 NMKY

 

車椅子体験

 私たちは北区立障害者福祉センターで足の不自由なおおくぼさんにお話しをうかがいました。

 「私たちは北区自動車会の会員で車で旅行をよくします。ですが最近は人が減ってきてしまいました。でも会員がふえてもうれしいとは思いません。会員がふえるということは足の不自由な人がふえるということです。だから、この会に人が入ることはうれしく思いません。」会員はだんだん減っています。おおくぼさんたちは障がい者の和を大切にしているそうです。

車椅子にのってみました。

 車椅子はもっとらくだと思っていたのですが、手でタイヤをまわすためとてもつかれました。体験をした○○さんは「うでが痛くて大変だった」とのことです。おおくぼさん、みやしたさんありがとうございました。(原文ママ)

 

 「福祉記者に参加して、カメラのとり方などを学べました。色々な人と関わりあうことが出来て良かったです。」

 「私はインタビュー中にメモするのが大変でした。けれどたいけんとかをしているうちに楽しくなってきました。」(編集後記より抜粋)

 

 

<グループ名 荒女>

 

話しやすいよ!!アロマ体験!

 私はアロマカモミールの会の中野さんにお話しをうかがいました。最初にアロマとは植物が持つ自然の香りから癒しを得られ、様々な効果や作用を楽しむことができます。

 なぜアロマをしようと思ったのかを聞いてみると、アロマを初めて知った時に他のみんなにもアロマを知ってもらいたいと思い始めたそうです。

 ハンドトリートメントを体験した人達には、「気持ちが良くなった」や「温まった」「癒された」などの感想がありました。中野さんは「あん摩マッサージ指圧師」という資格を持っているのでとてもマッサージが上手なのでみなさんもぜひ体験してみてください。(原文ママ)

 

 「障害者センターって静かなのかな?と思ったけど、みんなフレンドリーでいいなと思いました。」

 「点字の体験だけでなく、いろいろなことが知れてよかったです。」(編集後記より抜粋)

 

 

<グループ名 ザ☆ペンギン>

 

三六五日共に行動

 20年間ガイドヘルプの仕事をしている廣瀬美佐子さんとその利用者の方にお話しをうかがいました。ガイドへルプとは、(目の見えない)利用者の安全・目的を果たす役目です。利用者の自宅に行き利用者の方の目的を果たし、利用者のかたを自宅へ送る(ドアトウドア)という風に利用者の方を第一に考えるとおっしゃっていました。

 写真の左の方は、約30年前に網膜剥離で目を不自由にしたそうです。原因は人間の行動ということなので私は周囲に気を使って生きていきたいと思いました。そして、みなさんも周囲に気を使って歩いたりしましょう。(原文ママ)

 

 「いろいろな活動をしている人を見てたくさんの気持ちや言葉があった。記事に載せられないものは自分の心にとどめておきたいと思いました。」

 「いつもは学べないことや、障がいのある人に質問でき、思いが聞けたり優しい言葉をかけてくださって嬉しかったです。」(編集後記より抜粋)

 

 

講師 戸井田 惠さんの感想

 「北区障害者作品展」では、障がいのある方やご家族、支援者の方々が快く取材に協力してくださった姿が印象的でした。さまざまな立場の人が自分らしく生き生きと過ごされている様子を見て、以前より「福祉」が身近なものになったような気がします。

 今後も何か自分にできることがあれば、お手伝いさせていただきたいと思います。

 

北社協からのコメント

 参加いただいた皆さんにとって、今回の取り組みが福祉に興味を持つきっかけになれば、と思います。

 そして子どもたちが、この先も福祉を身近に感じ、自分にも関わりがあることを忘れずにいてくれるよう、願っています。

 

 

○4面

 

4面第1記事

 

見出し=

学校や地域での福祉学習の様子

 

本文=

平成26年度から区内小・中学校の児童・生徒、地域の方々に向けて福祉学習を実施しています。

 

<学校で実施したプログラムの例>

 

  • 視覚障がい者を講師に迎え、障がいのある方の日常生活についてお話を伺うほか、白杖(はくじょう)などの補装具や点字、ユニバーサルデザインについて学ぶ。
  • 補助犬の種類(盲導犬、聴導犬、介助犬)、それぞれの役割や、補助犬と一緒に暮らしている方の生活について、お話と実演を通して学ぶ。
  • 障がい者スポーツの体験や競技者との交流を通して、そのスポーツの成り立ちや障がいのある方の生活について学ぶ。

 

 プログラム受講後も児童・生徒の皆さんは、作文や新聞づくりなど様々な形でその後の学習に取り組まれていました。中には、プログラムで学んだこと、感じたことを、紙芝居や寸劇なども取り入れ、公開授業で発表した学校もありました。

 

<児童の感想>

 「視覚障がい者の方も毎日自分らしく楽しく生活している。その中で、不便に感じていることもたくさんあると知ることができた。」

 「命ってとても大切なんだなと実感した。」

 「補助犬がレストランやホテルに入れるようになったと知った。でも断わられることが多いと知ったので、補助犬をみんなに教えていきたいと思った」

 

 

<地域で実施したプログラム>

 

 小中学校PTA連合会、教育委員会と連携し、区立小中学校のPTA副会長を対象とした研修会において、「地域で子どもを見守り・育てるためのネットワークづくり」をテーマにしたパネルディスカッションを行いました。また、小地域での取り組みとして、「福祉教育学習会~子どもたちのためにできる事~」を実施し、スクールソーシャルワーカーより子どもの孤立、貧困、不登校などの現状についてお話をいただき、地域支援者による子どもに関する取り組みの紹介などをいたしました。

 

<福祉教育プログラム実施ハンドブックがあります!>

 

 教育関係者のみなさまにプログラムをご理解いただけますよう、「福祉教育プログラム実施ハンドブック」をご用意しております。実施プログラムのご紹介から、実施までの流れ、具体的な実施例などをご紹介しておりますので、ハンドブックをご希望のかたはお問い合わせください。

お問合せ 福祉教育担当 Tel.03-3906-2352

 

プログラムを一緒に考え、協力したいボランティアの方、またはプログラムを実施してほしいという地域の方、学校関係者などがいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

プログラム実施のご依頼がある場合は3か月前までにお申込みください。

 

 

4面第2記事

 

見出し=

会員になってください

 

本文=

福祉のまちづくりのために北区社会福祉協議会の会員になってください。北社協の活動にご賛同いただける方でしたら、どなたでもご加入いただけます。

みなさまからの会費は、地域福祉の推進に役立てます。ご協力お願いいたします。

 

会員になるためには

(いずれの方法でもかまいません。)

・お住まいの地域の民生委員さんを通じて申し込む方法

・北区社会福祉協議会の窓口で直接申し込む方法

 

年会費

個人 一口 500円(できるだけ2口以上でお願いいたします)

団体 一口 1000円 賛助 一口 1000

 

 

社会福祉法人北区社会福祉協議会

Tel.03-3906-2352

Fax 03-3905-4653

114-0021 東京都北区岸町1-6-17

aichan@kitashakyo.or.jp

JR京浜東北線 王子駅

東京メトロ南北線 王子駅

北口徒歩5

月〜金/8301715 

土/8301230

日・祝日/休み