第87号 2005(平成17)年11月1日発行

第87号の主な内容

【1面】

  • 歳末たすけあい募金は北区社会福祉協議会が事務局となって進めています
  • 地域の福祉を豊かにするための募金です

【2~3面】

  • 特集 歳末たすけあい・地域福祉募金はこのように使われています
  • 「北社協の木」(北社協の事業概要)/「こんなときには北社協」(ケース別窓口案内)

【4面】

  • 北区社会福祉協議会 地域福祉活動計画づくりが進行中です
  • 地域ささえあい講演会「生涯スポーツと暮らしを考える」のご案内
  • 権利擁護センター「あんしん北」講演会のご案内
  • 福祉有償運送の許可申請について
  • 権利擁護センター「あんしん北」が専門相談を行っています
  • ご寄付いただいた方のご紹介

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「きたふくし」第87号テキストファイル

 

「きたふくし」第87号 発行日:2005(平成17年)11月1日
発行:社会福祉法人 北区社会福祉協議会
住所:東京都北区王子本町一丁目11-9
電話:03-3906-2352
FAX:03-3905-4653
ホームページ https://kitashakyo.or.jp
Eメール info@kitashakyo.or.jp/

 

<1面トップ記事>
大見出し=
・歳末たすけあい募金は北区社会福祉協議会が事務局となって進めています
・ 地域の福祉を豊かにするための募金です

小見出し=赤い羽根共同募金と歳末たすけあい募金の違い

 毎年10月になると、地域のみなさまには赤い羽根の共同募金のお願いが回ってきます。つづいて11月には歳末たすけあい運動募金のお願いをさせていただいています。
地域のみなさまからは、このふたつの募金のどこがどう違うのか分からないという質問をよく受けます。 
これらは、ともに共同募金会(東京都の場合は、東京都共同募金会)が主唱者である点は同じです。しかし、それぞれの歴史的経過と使われ方が違っているのです。
歳末たすけあい運動は、一九五二(昭和27)年に東京都社会福祉協議会の主唱で始まりました。その後全国的な広がりをもってきたために昭和34年に共同 募金の一環として位置づけられるようになりました。そのために、歳末たすけあい運動の主唱者には東京都社会福祉協議会が名を連ねているのです。
それぞれの募金の使われ方は次のとおりです。
赤い羽根共同募金は、民間の社会福祉施設や団体より要望を受けて立てた計画にそって使われます。歳末たすけあい運動は、地域で支援を必要としている方の ための募金活動として実施されてきました。近年では地域福祉活動を推進するための活動に、重点的に使われるようになってきています。

小見出し=地域で集めている人は?

 北区では、北区自治会連合会、北区赤十字奉仕団、北区民生委員児童委員協議会、北区社会福祉協議会の四団体が実施団体です。
区内19カ所の地域振興室単位で、その地区の町会・自治会および赤十字奉仕団に取りまとめをお願いしています。したがって、地区により町会・自治会が取り組んでいるところと赤十字奉仕団の会員さんが取り組んでいるところなど、取り組み方に違いがあります。
いずれの場合も、あくまで善意の募金ですから募金をしていただく方のご意志におまかせしています。

小見出し=集められたお金の行き先は?

 地域のみなさまから寄せられた貴重な募金は、すべて東京都共同募金会に納められます。
一方、区市町村の社会福祉協議会は実施団体と協議して配分計画等を立て、東京都社会福祉協議会に提出します。この計画にそって、東京都共同募金会から配分を受けます。
配分計画を立てるにあたって事務経費は10%以内と限られており、募金は地域福祉のために使われなければならないこととされています。見舞金などの援護 費は当該年度に配分し、地域福祉活動費については次年度の社会福祉協議会の地域福祉事業の一部として使われます。

小見出し=使われ方を公開しています

 本号2~3面に北区での実際の使われ方をご説明しています。
募金の使途は、中央共同募金会のホームページ赤い羽根データベス「はねっと」で、細目にわたって公開されています。http://hanett.akaihane.or.jp/sys/frame.asp

<1面第2記事>
見出し=北社協 チャリティ映画会「石井のおとうさんありがとう」チケット売り切れ間近!

記事=人気絶頂! 松平健主演 迫真の演技で「児童福祉の父」を演じる
山田火砂子 制作総指揮・監督
児童福祉の父・石井十次の生涯を描く感動の力作
竹下景子、辰巳琢郎、牟田悌三など豪華助演キャスト

日 時:11月6日(日)
第1回上映 10時00分より
第2回上映 12時20分より
第3回上映 14時40分より
(3回上映・入れ替え制、各回とも日本語字幕スーパー付き!)
会 場:北区赤羽会館講堂
チケット:前売1,000円 当日 1,200円
*お求めは、北区社会福祉協議会まで
電話03-3906-2352 FAX03-3905-4653
*桐ヶ丘デイホーム、滝野川東デイホーム、
北区NPO・ボランティアぷらざでも扱っています
主催:社会福祉法人 北区社会福祉協議会
後援:北区・北区文化振興財団
*この映画会の収益は、北社協の地域福祉事業推進のために使わせていただきます

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<2~3面トップ記事>
大見出し=歳末たすけあい・地域福祉募金はこのように使われています

記事=
昨年(平成16年)の募金額は2,959万6,680円
使途内訳のうち「援護費」が 526万6,000円(実績)
「地域福祉活動費」が2,216万3,704円(予算)
「事務経費」が 216万9,012円(実績)
でした。

紙おむつの支給= 介護保険の申請をされた方で、常時おむつが必要な方(要介護4、5の方は除く)、入院されて急きょおむつが必要な方(原則65歳以上)に、3ヶ月を限度としておむつを差し上げています。
当サービスを初めてご利用の方のみが対象となります。
(平成17年度予算=4,788,000円)

一人暮らし高齢者見舞金= 虚弱などの理由により民生委員が定期訪問を行っている方で、区が実施している一人暮らし高齢者定期訪問事業の該当者が対象です。
(平成16年度実績=2,577,000円)

地域福祉活動団体などへの助成= 「歳末たすけあい募金助成」制度には①地域ささえあい活動助成、②地域福祉活動助成、③福祉作業所等小規模施設助成、④障害当事者団体助成の4種があります。(平成17年度予算=7,000,000円)

地域ささえあい活動への支援= 住民のみなさまの自主的活動を応援します。現在、約60の団体が活動中です。(平成17年度予算=3,039,000円)

おちゃのこ祭祭の開催= 区内のボランティア団体が一堂に会するおまつり。毎年6月、滝野川会館で行っています。
(平成17年度予算=560,000円)

第2記事

見出し=会費収入はなぜ必要か!
記事= 社会福祉協議会の事業の多くは行政等からの受託費や補助金でまかなわれています。行政が行うよりも、より柔軟な事業運営が出来るということから、 社会福祉協議会に仕事を任されることが多かったのですが、近年では社協も財政的な自立を求められてきています。しかし、営利目的の事業は社会福祉法により 禁じられていますので、地域のみなさまの協力が絶対に必要なのです。
会員になっていただければ、それだけ財政的な自立を果たせることになり、より地域ニーズに即した事業運営が出来ることになるのです。
住民のみなさまには「こんな地域福祉がほしい」というご意見・ご要望とともに、ぜひ、会員としてのご協力もお願いいたします。

見出し=会員になると?/なるためには?
記事=会員になるためには⇒①お住まいの地域の民生委員さんに申し込む方法、②社会福祉協議会の窓口に直接お申し込みになる方法があります。いずれの方法でもかまいません。⇒地域福祉の推進
社会福祉協議会は、地域のみなさまが支えている民間福祉団体です。一人でも会員が増えれば、それだけ柔軟な地域福祉活動が推進できます。

会費/個 人 一口   五〇〇円
/団 体 一口 一、〇〇〇円
/賛 助 一口 一、〇〇〇円
社会福祉協議会は、地域のみなさまに支えられる民間福祉団体です。
入会ご希望の方は、お住まいの地区の民生委員さんにお申し込みなさるか社協事務局まで直接ご連絡下さい。

第3記事

見出し=こんなときには北社協
説明=北社協が行っている主なサービス・事業とその窓口一覧です。
詳しいことは、それぞれの担当係にお問い合わせください

入会したい、社協のことを知りたい
地域ささえあい活動をはじめたい
その他の事業や相談事は⇒総務係 3906-2352

福祉サービスの利用の相談や苦情、 金銭管理を手伝って欲しい⇒権利擁護センター「あんしん北」 3908-7280

いつまでも地域で元気に暮らしたい⇒桐ヶ丘デイホーム3908-1277/
滝野川東デイホーム5974-2540

車イス、ハンディキャブ車を借りたい⇒地域サービス係生活支援担当 3907-9492

家事・外出を手伝ってもらいたい⇒地域サービス係生活支援担当 3905-6653

紙おむつが必要になった⇒地域サービス係援護担当 3907-9494

○ ○のために資金を借りたい⇒地域サービス係援護担当 3907-9494

視覚障害者ガイドヘルパーを頼みたい⇒地域サービス係視覚障害者ガイドヘルパー派遣事業 3908-9062

ボランティアをしてみたい
ボランティアに関する情報が欲しい⇒北区NPO・ボランティアぷらざ 5390-1771(北区市民活動機構に業務委託)

第4記事

「北社協の木」=イラストで北社協の事業を紹介

 

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  <3面トップ記事>

大見出し=あなたも参加/街角と社協を結ぶ活動

小見出し=商店街のイベントで
記事=赤羽の、あるビル内商店会さんのお話です。
「先日、わたしどもの商店会でイベントを行った際に、最終日に飾り付けの花の植木鉢をお客様にお配りしたのですよ。無料というのも失礼だから、一鉢100 円の値段をつけまして『売り上げは社会福祉協議会に寄付します』と看板を出しましたら、『福祉に使われるのなら、もっと出しても惜しくありません』とおっ しゃって千
円札を置いていくお客さんがありました」
この商店会の役員さんは、そうおっしゃってイベントの収益金を社協へ寄付してくださいました。

小見出し=ポイントを貯めて車イスを送ろう!
記事=北区役所別館にある社会福祉協議会には、さまざまな相談の方が見えられます。
豊島でスーパー・ストアを経営なさっている方がお見えになり、「店でポイントカードを発行しているが、『ポイントを貯めて北社協に車イスを贈ろう』のキャンペーンを始めたいのだが」という相談でした。当会としては、もちろん賛成! ありがたいお話でした。 
福祉というと、とかく難しいものと思われがち。「福祉活動」ともなれば、誰もができることではないと思い込んでいる人が、まだまだたくさんいるようです。しかし、ちょっとした工夫で、毎日の買い物が福祉につながることにもなるのです。

小見出し=チリも積もれば山となる/使用済み切手は宝の山です
記事=左上のカットは、滝野川地区のK自治会がつくった回覧板です(カットは省略)。この自治会では使用済み切手の回収活動を行っています。自治会館の玄関には、カットにあるような回収箱が置いてありました。役員さんの手づくりによるものです。
毎日のように舞い込む郵便物に貼ってある切手ですが、これまではよほど珍しいもの以外はそのままゴミ箱へというのが当たり前でした。
ところが、この使用済み切手がスタンプ業者の手元に集められると、観光土産になったり、コレクターに蒐集されて生き返るのです。
北区社会福祉協議会では以前から、この使用済み切手の回収運動を呼びかけてきました。最近では、赤羽郵便局が管内特定郵便局に呼びかけて回収箱を設置してくださるようになり、年数回1回10
kgにも及ぶ物品寄付をいただくようになりました。また、先の自治会の他にも、さまざまな団体やグループ、学校などでも回収運動に取り組んでくれるようになり、平成16年度の売却益は前年比約40%増の10万円にものぼるようになりました。
使用済み切手を回収して社協に寄付をしてくれることは、まさに「誰にでも出来る福祉活動」なのです。
もっとも、ただ使用済み切手を集めればよいというものではありません。
①封筒などの台紙が大きいままでは受け付けてくれません。また、切手のミシン目ギリギリに台紙を切り取ってしまうのもダメなのです。
②切手のミシン目から5㎜の余白を残して切り取り整理をする必要があります。
③ミシン目が切れているもの、破損しているものは除外、単価が高い外国切手や台紙からきれいに剥がれている切手は別扱いになります。
北社協では、こうした整理作業をボランティアグループ「ゆったりくらぶ」のみなさんが行ってくれています。楽しい会話を交わしながらの整理作業は、コミュニケーションの場にもなります。みなさんのグループでもお試しになってはいかがでしょうか?

 

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<4面トップ記事>
大見出し=北区社会福祉協議会 地域福祉活動計画づくりが進行中です

記 事= 地域福祉活動計画は、福祉のまちづくりを進めるために北社協が中心となって、地域で活動する人・団体・関係機関とともに考え確認し、区民及び北社協 が行う福祉活動を今後どのように発展させていくべきか、その方向性を示すものです。各界の代表による策定委員会を設置して、平成16年より検討を重ねてき ましたが、以下のような骨格で討議がすすんでいます。住民のみなさまのご意見やご提案を歓迎いたします。
意見・提案は北区社会福祉協議会 総務係まで 03-3906-2352

計画の骨子=
基本理念=誰もが安心して暮らせるまちづくり
一人ひとりを大切にするまち/誰もが平等に生きられるまち/みんなの力でつくる福祉のまち

基本目標Ⅰ=多世代によるささえあいの輪を広げる
基本目標Ⅱ=一人ひとりの立場に立った支援を実現する
基本目標Ⅲ=区民に支持される北社協をめざす

<4面第2記事>
見出し=<ご案内> 地域ささえあい講演会「生涯スポーツと暮らしを考える」
日 時:12月5日(月) 13:30~16:00
会 場:区立赤羽会館 4階大ホール
<第1部>講演会 
講師:笠原一也氏(独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター長)
<第2部>地域ささえあい活動井戸端会議
参加費:無料 どなたでも参加できます
主 催:北区社会福祉協議会
お問合せ:総務係 電話 03-3906-2352

<4面第3記事>
見出し=権利擁護センター「あんしん北」講演会
記事=福祉サービスの苦情の伝え方(苦情対応の仕組み)についての講演会
福祉サービスのことでお困りのこと、不満に思ったりすることはありませんか?
「職員の態度や言葉使いに傷ついた」「暴力をふるわれた」「サービスの内容に納得できない」などなどの苦情を申し立てる際の方法や仕組みについてのお話
日 時:12月9日(金) 14:00~16:00
場 所:男女共同参画センター「スペースゆう」の多目的室(北とぴあ5階)
問合せ先:権利擁護センター「あんしん北]電 話 03-3908-7280(11月21日より、電話による申し込みを受け付けます)

<4面第4記事>
見出し=福祉有償運送の許可申請について
記事=NPO法人や社会福祉法人等が障がいのある方、介護保険による要支援者・要保護者の方などを有償で運送を行う場合には、道路運送法に基づく運輸局長の許可が必要です。
一定の条件と地方公共団体が設置する運営協議会等の手続きを経て、許可申請ができます。
詳しくは下記にお問い合わせください。
北区健康福祉部健康福祉課健康福祉係
電 話 03-3908-9015

<4面第5記事>
見出し=権利擁護センター「あんしん北」が専門相談を行っています

記事=権利擁護センター「あんしん北」では、毎週、専門相談を行っています。高齢の方や障がいをお持ちの方、そのご家族などの周囲の方から、安心して日常生活を送るために必要な、法律に関わるご相談に弁護士が無料で応じています。
成年後見制度について詳しく知りたい、老後の財産管理が心配、障がいを持つ子どもの今後のことが心配などといった内容について受け付けています。
【専門相談申し込み】
毎週水曜日午後1時30分~4時30分(1時間程度)
*予約制になりますので、あらかじめお申し込みください。電話03(3908)7280

<4面第6記事>
寄付者の紹介
記事=平成17年8月1日から9月30日までに、ご寄付をいただいた方々は次の通りです。お名前を記して感謝の気持ちを表します。(順不同、敬称略)
お寄せいただいたご寄付は社会福祉推進のため有効に使わせていただきます。

■寄付金■
㈲トレジャークエスト/鬼澤かね/新大正琴愛好会/陸上自衛隊十条駐屯地曹友          会/富士見幼稚園/越野建設㈱/大屋洋子/中外製薬㈱労 働組合浮間支部ジュニアリーダー会/岩月寛/藤川明典/フリーマーケット団体スマイル/溝口八重子/松苗正一/石井孝/角田ミチ子

■使用済み切手の寄付■
紅葉自治会御一同/堀船小学校/東京書籍印刷㈱購買課/江川裕子/新井阿衛/イマジン/北ノ台エコー広場館/喜多生活学校/東十条図書館/足立区立高野小 学校/越野建設㈱/中島眞理子/飛鳥山博物館/藤枝一/滝野川西エコー広場館作農テル/㈱三新/日本汽設㈱/㈱クリエイティブライフ/コイノニア・クリス チャン・チャーチ/大原千とせ会/㈲アイ・ルート・サービス伊藤和夫/東四和会/滝野川西エコー広場館グループにんじん/佐藤民子/笑話会/上木弘美/橋 本カヨ子/近藤辰春/髙橋靜子/荒川知水資料館/岡山睦雄/辻村美惠子/金子恵美子/生川光子/坂田正一/小林精工㈱/王子東児童館/王子生協病院相談室 /堺勝博/宇賀神梅子/神谷南児童館/㈱ヤブサキ電気/高橋幸雄/小原利夫/藤田嘉明/紅葉自治会会員御一同

■車イス・雑巾・プリペイドカード等物品寄付■
堀船小学校/東十条図書館/中島眞理子/飛鳥山博物館/東十条高砂会/東四和会/髙橋靜子/金子恵美子/堺勝博/神谷南児童館/藤田嘉明/小原利夫

 

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